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戦争展初参加の私
初参加の私が考えさせられたこと
県連主催の中国語教室で鳥居会長に声をかけられ、みなさんと学習などする中、思いもかけず常任理事になってしまった金子文則です。
戦争展は、戦争によって引き起こされる多くの不幸を知る場だと感じました。
特に、戦争を知らない人が増加するいま、教科書にも載らない多くの事実が明かされるこのような場はとても貴重です。今回、日中友好協会ブースでの展示を担当したことで私自身が多くを学ぶことができ、とても有意義な機会となりました。
この展示会を通して気になったのは、展示側も、来場者側も圧倒的に高齢層であったことです。日本の今後を担う若い世代の来場者が少ないのは問題です。
戦争はやるべきものではありません。特に国家間の戦争は多くの犠牲が伴います。衝突が発生した場合に、それを平和的に解決するにはコミュニケーションが必要です。コミュニケーションを行うためには、両者の信頼関係が基本で、そのためには、協会で行っているような相互理解がますます重要になります。特に若い世代に協会への参加を呼び掛けていきたいと思いました。
余談ですが、最終日に来場した、毎年戦争展に来るという東京に住んでいる若い女性の存在が救いでした。
中国東北地方(瀋陽、長春、ハルビン)への訪問、特に万人抗や平頂山への見学を希望していたため、中国初旅の彼女のために、私の中国旅行の経験で得たわずかな知見を伝授中です。今後の若い世代の参加を増やすためにも、この方の戦争展参加の思いを探りながらフォローしていきたいと思っています。
金子文則