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東アジアの民主主義を台湾から考える

 愛知県立大学外国語学部「雷震研究会」主催の国際講演会「東アジアの民主主義を台湾から考える」/雷震日本留学100年(一高1年・八高3年、京都帝大3年半)・逝去40周年記念と、同時開催の雷震・国際シンポジウムが11月9、10の両日、県立大学S棟の教室で開催され、中国学科(夜間主コース=当時)の卒業生の1人として参加しました。
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 これには、台湾から潘光哲中央研究院近代史研究所・研究員をはじめ7人、日本側から主催の県大をはじめ愛大、愛知学院大、名古屋大、九州大、東京大から同じく7人がパネリストとして参加。会場フロアでは県大その他の院生、学生、卒業生らのべ百数十人が熱心に耳を傾けました。
 講演者やパネリストの氏名・肩書・演題を並べるだけで字数が尽きるので省略しますが、このような大学での文学・政治学・経済学・近代史を縦断する学術交流会に接したのは初めての体験でした。
 雷震(レイジェン 1897―1979)は中国国民党で蒋介石の国策顧問を務めるも、隔週刊雑誌『自由中国』に拠って蒋介石の独裁を真っ向から批判し、解任・逮捕、10年の禁固刑に処された硬骨の知識人。台湾の民主主義の礎を築いた人物として台湾現代史に大きな足跡を残しました。
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 セッションの中でも「雷震と台湾民主運動史」「『自由中国』と戦後台湾の『民主経験』」「『自由中国』と民主・自由への軌跡」「現代中国、香港、台湾の自由主義と雷震の政治思想」といった演題が並び、全体として台湾映画「悲情城市」で知られる二・二八事件を機にした白色テロ、それにつづく非常時期(戒厳体制)から40余年の苦難のたたかいの上に手にした台湾民主化と、そのプロセスが概観できる濃密な議論が展開されました。
 1990年代以降の民主化で日本からも観光旅行で台湾を訪れることは普通のことになり、私も2年前の二・二八事件平和記念日に台北を訪ね、公園での政府関係者の平和祈念式典で馬英九総統(当時)の演説を最前列の席で聴きました。日本のような物々しい警備もなく、途中で学生ら数十人のデモ隊がやってきて何かわめいていましたが、何事もなく式典が進められたのが印象的でした。
  理事 浜島 健

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