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偽満皇宮博物院
100部隊や満蒙開拓等に関する資料をお寄せください
偽満皇宮博物院の一行3人は、8月10〜19日の10日間、従来になく長く、資料収集や講演など精力的に取り組みました。10日は講演打ち合わせと歓迎会、11日は岐阜戦争展の見学と講演、そして夜は鵜飼を楽しみ、12日は石川賢作前会長の追悼に八事山興正寺詣でと大須の見学。
13〜15日は東京訪問。1日目は神田の古書店で満州関係、細菌戦関係の古書や資料を収集。2日目は国立公文書館と防衛研究所で資料の調査収集。さらに94歳の元関東軍憲兵や父が南京細菌戦を実行した人などの体験談の聞き取り。3日目は二手に別れて、再度国立公文書館での資料調査と登戸平和研究所の見学・交流を行いました。観光は一切なかったのですが、浅草で本場の駒形「どぜう鍋」を楽しみました。
16日は愛知の戦争展で石憲さんが『中国から見た偽満州国』
の講演をしました。
17・18日は別府に飛び、100部隊=関東軍軍馬防疫廠(731部隊の姉妹部隊で、家畜の細菌戦研究)で実験実習の授業を受けた513部隊の獣医師(93歳)の話を聞き、多くの資料を収集しました。別府でも観光はなく、目の前で焼いてくれる串焼きに舌鼓を打ちました。
偽満皇宮博物院は、100部隊と満蒙開拓に関する各展示館を今年中に新たに開設するために、資料や証言を集めています。戦前・戦中に関する資料をお持ちの方は、ぜひ偽満皇宮博物院にお寄せください。
(家田 修)