不再戦平和の活動

講演・学習

第36回総会記念講演

「中国社会はどこに向かっているか」

   県連総会の前に、井手啓二長崎大学名誉教授による記念講演がありました。中国経済への関心の高さを反映して多数の参加者であふれました。
〈内容の要約〉
 中国と東欧の経済の研究をしてきた。1966年夏に始まった文化大革命(今年50周年)のため中国からの情報が途絶え、その間東欧を研究し、また中国経済の研究に戻った。
 いま世界中で先進国経済が犢臉の誤謬の罠瓩亡戮辰討い襦4覿箸儲けるには実に合理的な体制を作ったが、社会全体を見ないために経済が衰退している。それに対し、中国は狠羹蠧盛颪嶺瓩亡戮蕕困棒菴聞餡修任るか、が問われている。
 わが国には中国経済低迷・崩壊論から中国躍進論まで多様な理解があるが、総じて日本の学者は右から左まで偏った見方をしている。ある学者は資本主義化していると言うがばかげたことだ。偏見の原因は中国の実態を素直に見ないところにある。中国は確かにまだ貧しく制度も充実してないが、大学進学も4割くらいまでいっている。「共同富裕」という理念は社会主義そのもので、資本主義では出来ないことだ。
 「種々の現代中国社会論」には,笋て資本主義へ移行論。中国社会主義崩壊・低迷論。I建的社会主義論。ぜ匆饉腟岨埔豬从冢澄⊆匆饉腟塑合経済論。がある。米の学者も社会主義と市場経済の両立などあり得ないという。
 しかし私は、中国は旧ソ連や東欧の実験の失敗から学びつつ、いわば幻想的社会主義から現実的社会主義を目指していると思う。教条主義的でなく柔軟にコントロールすれば社会主義と市場経済は両立できる、との確信を得ていると思う。
 日本は経済成長率0%を行き来している。世界の成長を支えられるのはかつて10%、今でも7%近く、これからも5%はいくらでも続けていける中国をおいてないと思う。中国は改革の時代だが、まだ向上する手段がある。中国の現政権は改革の全面深化路線にのりだし、2020年までにはっきりした成果を上げると公約している。これが出来なければ中国の未来展望もなく、正念場の時期を迎えている。
                  〈質疑応答は次号に〉

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