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【09.10.5】愛知で初めての中国人強制連行殉難者慰霊祭開催!

愛知で初めての中国人強制連行殉難者慰霊祭開催!

 9月19日、5名の殉難者の遺骨が一時安置された玄猷寺(東海市)で、「第1回大府飛行場中国人殉難者慰霊祭」を開催しました。地元東海市と大府市はじめ県内外から約130名が参列し、住職の読経の中しめやかに焼香する列が続きました。4名の中国人留学生や当選したばかりの民主党の衆議院議員、日中友好協会岐阜県連・各務原支部からも参加がありました。
 
 池田陸介実行委員会代表の開会あいさつの後、冨田好弘県連理事長が、2007年に行った愛知県史編纂特別調査委員の西秀成さんを講師に開いた学習会からこの取り組みがスタートし、現地での学習会と調査、県連の対策委員会発足、2009年4月の「現地委員会」結成とその並々ならない取り組み、パンフレット作成と普及、賛同者の呼びかけ、東海市長・大府市長への要請、実行委員会結成などの経過報告をしました。県連の石川賢作会長、池曉南中国駐名古屋総領事館領事の後に立った丁秀山愛知華僑総会会長は言葉を詰まらせながら感謝と追悼の言葉を述べました。
 
 1942年に国内企業の強い要請に基づき東条内閣が閣議決定して行われた中国人強制連行・強制労働事件は、約4万人の中国人を主に華北地方から強制連行し全国35企業135事業所で苛酷な条件で働かせ、1年余りの間に6830名もの死亡者を出した事件です。三菱重工名古屋航空機製作所は、1944年名古屋に隣接する現大府市、東海市の丘陵地に滑走路と工場を持つ「三菱重工名古屋航空機製作所知多工場」を完成させ、同年11月に北海道から480名の中国人を連行し強制労働をさせ、わずか7カ月の間に死者5名・負傷者19名・罹病者109名を出しました。
 
 この事件は現地でもほとんど知られていませんでした。60数年にして初めて取り組まれたものであり、あまりに遅きに失したことを陳謝し今後いっそうこの事件の真相に迫り、広く世に知らせ後世に語り継ぐこと、慰霊祭の継続と慰霊碑建立の決意を霊前に誓いました。        県連常任理事・伊藤充久

  

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