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稲沢支部だより

大府飛行場中国人強制連行 現地見学会と殉難者追悼式

 9月8日(土)大府飛行場中国人強制連行 現地見学会と殉難者追悼式が東海市の玄猷寺で行われ、全体で80人程が参加しました。
 稲沢支部は日比、家田、坂牧さんの3人が国府宮駅に集合し、金山で山岸さんが合流、現地玄猷寺で小崎さんが合流し、計5人が参加しました。うち4人が大府飛行場強制連行の現地見学会等は初めての参加でした。
 10時半から、18人が車に分乗し、西秀成愛知県立大名誉教授の説明を受けました。

大府飛行場の建設

   配布資料によれば、大府飛行場の建設は以下の通りです(一部記述の省略)。
 1941年10月、アジア太平洋戦争が始まる直前、知多半島に飛行場建設工事が始まった。そして17日、570万町歩の「知多飛行場及び知多工場」の起工式が行われた。それまで、三菱重工業は大江工場で作った機体を、深夜に岐阜の各務原飛行場へ牛車等を使って運んでいた。
 この工事は丘陵の山を削り谷を埋めるという大工事で、地元の住民や小学生などを動員して、人海作戦で滑走路建設を行なっていた。1942年9月26日『東亜新聞』(在日朝鮮人仁龍吉発行)には、「殉難者慰霊祭」の記事があり、在日朝鮮人も働いて工事中に死亡していたことがわかる。
 工事は1944年4月6日に完成し、約20万坪の工場では四式重爆撃機等を製作した。
 「主滑走路:長さ1300m、幅60m、誘導滑走路:長さ1,000m、幅30m」が完成すると、すぐに第2期工事が始まったが、終戦により実現できず、現在の県道243号線の新道才交差点から東南へ続く道路が滑走路の址だと思われる。滑走路の脇には排水路が残り、民家にはコンクリートが張られている。

中国人も強制連行

   これらの工事には町内へ「勤労奉仕」が課せられ、1944年12月5〜24日までに刈谷第1地区では116人出勤させられている。
 この中で中国人も強制連行された。大府飛行場に連れてこられた中国人は、1944年3月青島港を496人で出発し、北海道の網走近くのイトムカから190人、置戸からは290人の計480人である。大府へ来るまでに16人が死亡した。「準備会」をつくり、1942年11月政府は「華人労務者内地移入に関する件」を閣議決定。地崎組は水銀鉱山(イトムカ、置戸)のほか、大夕張炭鉱や東川町の遊水地建設などに中国人を使役した。    
 大府飛行場では、中国人は飛行場建設のための掘削、盛土、トロッコ押し、モッコ担ぎの作業に使役された。                     
 地崎組は、1939年7月に「北海道土木建設業連合会内 外地労働者移入組合 発起人代表」として、厚生・内務大臣宛に、中国人労働者を移入することを「願書」として提出。1941年9月中国人移入するために
 中国人は12張りのテントで生活させられ、食糧・衣料も不足。地崎組が愛知県経済第二部長に宛てた文書が残っており、それには衣類の破損が甚だしく、修理のための布と糸を要求するものだった。
大府で亡くなった人は5人で、死亡診断書の記述では、死因は膿胸、作業中土砂の下敷き・脊柱捻挫、気管支炎・脚気、肋膜慢性腹膜炎、肺結核である。(以下略)

現地見学会

   現地見学は、最初に地崎組事務所跡、整備工場への誘導路、整備工場跡(富木島小学校)、三菱重工業知多工場跡(現在は豊田自動織機長草工場)、第2滑走路跡、中国人のテントがあったとされる場所、甚造池跡(中国人が水を汲んだ場所)、を見学して回り、民家の庭に残る滑走路のコンクリートや、厚さ20儖幣紊發△覲蠢路の側溝の蓋に驚きました。何気ない日常の中の戦跡は、説明を聞いて初めてわかるものでした。
 

読経・焼香 追悼式  記念講演

   午後2時から、大府で死亡した中国人5人の遺骨が一時安置されていた玄猷寺で第10回追悼式が行われました。第1部「読経並びに焼香」では、参加者全員が焼香しました。ご詠歌は「悲しき思いのあの戦、人を損ない地を荒し、安らぎ奪う空しさを、心に刻み忘れまじ」(平和祈念和讃)というもので、真実身に迫るものでした。後日、西先生が意味を調べて教えてくれました。
 第2部「追悼式」では、主催者の石川勇吉「支援する会」代表の追悼の辞に続き、中国駐名古屋総領事館、立憲民主党、日本共産党、社民党の各代表の追悼の辞がありました。
 第3部「記念講演」は高橋信愛知県平和委員会理事長「朝鮮半島の情勢と戦後補償」と題して行われ、損害賠償訴訟の現況と朝鮮半島の情勢、韓中戦後補償問題解決運動の交流連帯の強化が語られました。
 参加者はみんな、戦争法廃止、安倍9条改憲NO!の取り組みをいっそう強める決意を新たにしました。

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