− 県連・支部だより
第35回総会特別決議
特別決議
=特別決議=
内閣総理大臣 安倍晋三殿
「安全保障法関連法案」の撤回・廃案を求める
安倍内閣は今国会に、多くの国民の反対の声に耳を傾けることなく、「安全保障関連法案」を提出している。この法案は昨年の安倍内閣による集団的自衛権行使容認の「閣議決定」に立って、安倍首相のいう「積極的平和主義」の下、米軍などが起こした戦争に自衛隊を地理的限定なく世界各地へ派遣することを可能にするものと言わざるをえない。この間の国会内外の議論にて、この法案は大部分の憲法学者により違憲と指摘され、世論調査でも過半数の人々が反対している。
戦後70年、日本は先の大戦にて日本国民310万人、中国をはじめとするアジア人2000万人の犠牲の上に立って、平和と民主主義を願う人々の切実な声を基礎として生まれた日本国憲法の下、戦争をしない国として存在してきた。この法案は今までの平和国家としての日本のあり方を根底から覆すものである。
戦争のない平和な世界を望み、とりわけ中国をはじめとするアジアの人々との友好的交流を願う私たちはこの「安全保障法関連法案」に断固として反対し、その撤回・廃案を強く求めるものである。
2015年7月12日
日本中国友好協会愛知県連合会第35回総会