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南守夫さんを偲ぶ

   2月15日名古屋の東別院会館で、昨年1月に62歳で急逝した大府飛行場中国人強制連行被害者を支援する会の代表前愛教大教授の南守夫さんを偲ぶ会が開かれた。
 挨拶に立った石川賢作・日中友好協会愛知県連会長は、09年に開いた南京大虐殺記念館の展示会で南さんと取り組んだ写真の厳密な考証を思い出すと語った。遺影に黙とうした後、平和のための博物館市民ネットワーク運営委員の山辺昌彦さんらが追悼の言葉を述べた。
 南さんが並々ならない決意で取り組んだ中国人強制連行問題は、中国での新たな動きが始まるなど歴史の一コマが動く年を迎える(森田太三中国人強制連行全国弁護団団長)。生前会いたくて手紙を書いた、千の風になってピースあいちを覗いてほしい(野間美喜子ピースあいち館長)。民衆の視点・実証主義と物事に根源的に向き合う立場で研究を進めたこと(折出健二愛教大前副学長)などが語られた。また、劉宝辰元河北大学教授のメッセージが紹介された。
 南さんの写真の紹介で始まった後半、札幌から駆け付けた木村玲子さん、小出裕日朝協会愛知県連事務局長、桐畑米蔵日中友好協会京都府連理事長、東海高校の西形久司さん、東海市の杉浦茜さんが、こもごも思い出を語った。
 遺族の挨拶にたった南曜子さんは、「30年知らずに来た夫の仕事を知ることができました。彼のぶれない生き方を尊敬しています。よき夫でよき父親でした。来世も一緒になりたい」と謝意を述べられた。南さんの研究と実践に学び戦後補償の取り組みを進め、日中友好を推進する決意を固め合って散会した。
                         伊藤 充久

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