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本堂に 心に染む二胡の調べ流れ

大府飛行場中国人強制連行殉難者追悼式典に55人参加

   読経とご詠歌の中

 第一部・追悼供養式、第二部・追悼式典とも、「支援する会」の伊藤充久代表委員(日中県連常任理事)の司会ですすめられました。
 真っ赤な毛氈(もうせん)が敷き詰められた、いす席の本堂。追悼供養式では、曹洞宗瑞雲山玄猷寺住職・星野道雄導師の読経と、玄猷寺ご詠歌講による般若心経に犠牲者を悼む言葉を添えたご詠歌が鈴の音とともに響きました。
 焼香に移り、「支援する会」の石川勇吉代表委員(愛知宗教者平和の会代表世話人)を筆頭に、来賓の中国駐名古屋総領事館の馬興無領事らのあと一般参列者がつづきました。
 

 二胡の名曲を演奏

 追悼式典では冒頭、主催者を代表して石川勇吉さんがあいさつし、「2009年に始まった追悼式典も6回を数え、殉難者の方々を悼む思いで歩んできました。今後も、日本人の誠意をもってとりくむべき課題として進んでまいりたい」と力を込めました。
 この追悼式典では初めて文化プログラムも。愛知学院大留学生の趙唯壹(ツァオ・ウェイイー)さんの二胡で、二胡の名曲として著名な「江河水」、東日本大震災復興支援のチャリティーソング「花は咲く」の2曲が演奏され、参列者は心静かに聴き入り、共感の拍手を送りました。
 
 領事がお礼の言葉

 各界からの追悼の辞で、馬領事は「殉難者の5名と総領事館を代表して心からお礼を申し上げます」と述べ、「日中県連のみなさんは『支援する会』を立ち上げ、多くの困難をおして追悼式典を重ねてこられました。殉難者の同胞のみなさん、どうか安らかにお眠りください」と頭(こうべ)をたれました。
 日本共産党を代表して本村伸子・愛知県常任委員、社民党から平山良平・愛知県連合副代表、日中岐阜県連の藪下馨会長がそれぞれ追悼の言葉を述べました。

 2人に見詰められ

 日中友好協会長尾光之会長、久野孝保大府市長からのメッセージを堀本あや野さんが読み上げ、他に佐々木憲昭衆院議員、井上哲士参院議員からも寄せられていることを報告。また大府、東海両市の市議3人が紹介されました。
 石川賢作代表委員(日中県連会長)は「きょうは2人の方に見詰められていました。1人は、昨年のこの式典で活動報告を行った愛知教育大元教授の故・南守夫先生で、重いがんを隠していつもにこやかに活動されていた。いま1人は、第2回の追悼式典に中国から参加された生存者の唐燦さんで、娘さんを通じて熱いメッセージが寄せられています」と思いを語り、お礼の言葉で追悼式典を結びました。

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