− 県連・支部だより
今日の中国をどう見るか
石川会長が講演
6月22日、「憲法を生かす名南連絡会」と「沖縄の未来を考える会」の共催による講演会で、石川賢作会長が講演をしました。主催者も驚く50余人が参加し、熱心に聞き、予定時間をオーバーする質疑が行われました。
講演は、今日の中国は社会主義をめざす長い歴史の中でどのような地点にあるかという中国人研究者の指摘から始まり、農民が数多くの直接行動で地方政府に不満をぶつけるのは、農地が村の農民の集団的所有であるのに、この点が極めてあいまいで、地方幹部が勝手に収用して、デベロッパーに高く売り、私腹を肥やすということ。
また、少数民族の争乱が多発する のも、1945年に毛沢東が『連合政府論』の中で、将来、少数民族自身に軍隊を持たせ、高度の自治を認めるとした根本方針から大きく外れているなど、今日の中国社会の不安定さの根底を示しました。
質疑では、中国との軍事的衝突の危険性をどう避けるかに集中し、日中両国間にホットラインを設けるよう政府に要請しよう等の意見が相次ぎました。
協会本部が新たに発行した尖閣問題のブックレット21冊を普及し、「話し合いを求める署名」が25筆集まりました。