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大府強制連行・支援する会が第二回総会ひらく

 大府飛行場中国人強制連行被害者を支援する会の第2回総会が、4月13日名古屋市東区で行われ、約50人が参加しました。

記念講演で指摘

 はじめに中国人強制連行・強制労働事件全国弁護団団長の森田太三氏の記念講演がありました。 3月に北京市第1中級人民法院が被害者らの訴えを受理したことに触れ、提訴は大きく広がる様相であること、中国人被害者らが日本で起こした裁判は、2007年西松最高裁判決で敗訴になりましたが、個人の実体的請求権は存在し関係者(国と企業)の自主的解決を求めたと指摘しました。 中国での裁判が提訴した被害者だけでなく同企業の被害者全員を対象とした集団訴訟として受理されるか注目していると語り、当該企業だけでなく日本の経済界と政府が対応を迫られることになるだろうと語りました。
 この動向は、今後、「支援する会」やわが協会の活動のあり方にも、大きな影響をもたらすことになるでしょう。

追悼式の成功へ

総会は冨田好弘事務局長が、経過と方針を提案。昨年9月に行った岩田地崎建設(中国人を強制労働させた地崎組の後継会社)札幌本社での交渉、9月13日に東海市の玄猷寺で行う第6回追悼式、記念碑建立の募金の訴えなどを行いました。
 赤旗記者の尾崎吉彦氏は、地崎組の北海道東川事業所で強制労働させられた呉錫波さん(数え年85歳)を中国河北省に訪ねて行ったインタビューについて報告。第1次の連行過程(船中・大阪・東川到着直後)で41人が亡くなり、補充の連行をおこなったこと、遺骨がお寺ではなくトイレに置かれていたなど、大府の被害者の話にはなかった諸問題が明らかになったとし、地崎組が強制労働をおこなった全11事業所を対象にした調査が必要ではないかと語りました。

Nスぺ再放送も

 NHKスペシャル「幻の外務省報告書」(1993年5月放送)の再放送を求める運動の提案や、日本軍「慰安婦」問題の解決を求める意見書の採択を議会に迫る取り組みの提起など、活発な討論がありました。名古屋三菱朝鮮女子勤労挺身隊訴訟を支援する会の小出裕氏の連帯あいさつや、今年1月に亡くなった代表委員の南守夫さん(元愛知教育大学教授)の妻曜子さんのメッセージの紹介などがありました。

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