− 県連・支部だより
支部活動交流会
日中友好協会第63回全国大会の前進を期して愛知県連は3月23日福岡県連から星野信事務局長・本部常任理事を迎え、民主会館で「支部活動交流会 福岡県連の活動から学ぶ」を開き、各支部からと役員ら20人が参加しました。
福岡県連は、48年前の中国「文化大革命」(1966〜76年)で協会が毛沢東派の重大な干渉と攻撃にさらされたとき、「文革」礼賛と「毛沢東思想万歳」の踏み絵を断固としてはねつけた自主独立の3つの県連(福岡、和歌山、愛知)のひとつ。
また、66年に北九州、次いで名古屋で開催された「中国経済貿易展覧会」の成功のために、宣伝・組織という最も困難な任務をそれぞれ担って貢献しながら、毛沢東派に変節した同展事務局から不当に“追放”され、不屈にたたかって強い絆で結ばれた県連です。
八木幸夫事務局長の司会ですすめられた「交流会」では、石川賢作会長があいさつし、「北九州で中国展が開催され、福岡県連は小林重光さんを先頭によく奮闘した。福岡と愛知はあのたたかいで支えあい、絆を強めた」と振り返り、「きょうは遠慮のない質問も出して深く学びたい」と述べました。
2000年代に入ってからの福岡県連は全国の先進として多彩な活動をすすめ、仲間ふやしでも12年間連続増勢で倍加を突破し、行政区単位で13支部、1154人という大きな組織になっています。
この間の歩みを簡潔な資料にして持参した星野福岡県連事務局長は、報告の冒頭で「文化大革命の干渉とたたかったことが私たちの共通項。1999年の中国側との関係正常化を機に文革から33年の断絶で後退した地歩から困難を乗り越えて新たな前進を切り開いて励ましあってきた特別の間柄です」と強調しました。
この十数年の着実な前進をもたらしたものとして、星野さんは「支部活動は、会員の要求をもとに、中国語講座を柱にすえ、太極拳、サークル活動を市民とともに続けてきた。支部活動の5原則に基づく支部活動をめざしている」と語り、連続増勢の推移を紹介。さらに各支部は、選出の2名の理事で組織、中国語、太極拳、交流・旅行、平和不戦、県連版編集、文化・日常活動、財政対策、「検定試験」対策などの専門委員会で任務を分担して活動をすすめているとのことです。
休憩を挟んで質疑応答に移り、参加者から「中国語講座はどんな規模でやっているか」「支部活動の場所はどう確保しているか」「学生の中での仲間ふやしはどんな工夫をしているか」など身近な関心事での質問が相次ぎ、星野さんは「青年支部は小倉で10人、他はなかなかです」と率直な実情も出しながら一つひとつ丁寧に答えました。
今回の支部交流会を出発点として、大きく後退している仲間増やしを次回全国大会に向けて取り組むことを、県連役員はじめ会員・読者の皆さんに訴えます。