− 県連・支部だより
NHK 籾井会長と百田経営委員の辞任を求めます
NHK会長 籾井勝人氏は就任早々の記者会見で、旧日本軍の「慰安婦」を否定する発言をしました。安倍首相推薦のNHK経営委員 百田尚樹氏は都知事候補 田母神氏の応援演説の中で南京大虐殺を否定しました。NHKのラジオ放送の中で原発発言が規制されるなど安倍政権のNHKに対する政治支配が強まっています。
NHK会長や経営委員のこの暴言に対し抗議の世論が高まっています。欧米のメディアからも「日本の公共放送の新会長は政府の味方に」と批判されています。
放送法第1条では、その目的を「放送の不偏不党、真実及び自律を保証することによって、放送による表現の自由を確保すること」と謳っています。すなわち放送番組は権力から干渉・圧力を受けてはなりません。
NHKは受信料制度によって政権からの干渉を防ぐ自主性が保障されています。過去の侵略戦争においてメディアは国民を戦争に動員するために使われました。この反省に立って放送の不偏不党性が定められたものです。
したがって今回の籾井会長の記者会見における発言は、NHKの経営責任が問われる重大問題です。籾井会長はNHKの会長に全くふさわしくありません。ただちに籾井勝人会長と 百田尚樹経営委員の辞任を求めます。
2014年2月10日
日中友好協会愛知県連合会
会長 石川賢作