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石川会長 吉林省関係機関を訪問

8月の23日から27日まで五十嵐昭さんと私は長春の四つの文化機関を訪問しました。

私自身は、これが人生最期の訪問だと思って行ったのです。飛行機の便と県連の旅行団と途中で合流するために、金曜日出発、火曜日帰国という日程になりました。間に土・日が入るという最悪の日程でした。

それを受け止めてくれたのが、吉林省対外文化交流中心の王玉昆さんでした。 王さんは車で空港まで迎えに来て、「今日は仕事にならないので観光しましょう」と言ってドライブし、「石川先生に普通の中国料理ではだめでしょう」と、北朝鮮と中国の合弁企業である料理屋につれて行き、なんと、犬肉料理をご馳走してくれました。

店内で働く女性はみんな北朝鮮の国旗のバッジをつけ、チマ・チョゴリで働いています。最後の皿に私の二の腕ほどもある骨が2本出たのですが、王さんもこれには手をつけませんでした。中国東北、特にそこの朝鮮族は犬肉を普段から食べているのです。最近すこし減っているそうですが。

 翌日、昼の食事をかねて、王さん以外の機関として、偽満皇宮博物院、吉林省档案館、吉林省社会科学院の人々と歓談・交流ができました。我々の記念品として、4つの機関宛にわが県連の常任理事・書家の木俣博さんの書かれた軸を贈呈しました。  

それは買ったものとは違う心のこもったものでした。

詳細は省きますが档案館、社会科学院とも、今後わが県連と交流する用意があり、具体的提案を待つと言うものでした。

長い交流のある偽満皇宮博物院は翌日県連の旅行団とともに訪問しましたが、院長、副院長が歓迎し、特に趙継敏副院長はつきっきりで細部の交流について、立ち話まで含めて話し込みました。今後、県連としては、歴史研究者も組織して、これらの機関との交流を一層発展させたいと思っています。
      石川賢作

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