− 県連・支部だより
「2012 愛知戦争展」に1700人
河村発言への抗議基調に
「2012あいち平和のための戦争展」が8月12〜15日、名古屋市公会堂4階ホールで開催され、4日間でのべ1700人が参加しました。日中県連はじめ41団体による同戦争展実行委員会の主催で、ことしで21回を数えました。
今回は、河村名古屋市長の「大虐殺否定発言」への抗議が主調音となり、会場ステージのスローガンも「戦争の真実を見つめ直す 南京大虐殺はなかったのですか?」
ロビーは〈ノーモア南京〉名古屋の会(実行委員会企画)の「南京大虐殺写真展」が開かれ、日中県連のブースで「『南京大虐殺はなかった』河村市長の歴史のねつ造」を8枚のパネルで展示しました。
10のブースとホール中央部では、平和・民主団体や市民グループなど36団体がそれぞれとりくんでいるテーマで写真や戦時中の日用品などの原物、沖縄の米軍普天間基地(宜野湾市)に配備予定の垂直離着陸機V22オスプレイの危険性を告発する写真などの資料を展示しました。
「戦争展ピースプログラム」(4日間で15ステージ)で、日中県連は、南守夫・元愛教大教授が「河村市長の南京大虐殺否定発言問題とその背景―加害の歴史と向き合う意味について」と題した講演会を開催し(記事別項)、用意した120部の資料が足りなくなるほどの大成功を収めました。
ステージでは、この講演会につづいて“青少年の力で明日の歴史をつくる”「歴史を学び未来を考える、日韓高校生の交流」が開かれ、注目を集めました。
韓国光州市の高校生15人と東海高校を中心とした日本の高校生10人が仲良く席に着き、自己紹介をかねて日韓・東アジアの平和へ希望と決意を率直に披露。日本の高校生たちが韓国の伝統楽器サムルノリを演奏し、若々しい息吹に参加者の盛んな拍手を浴びました。