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【10.11.25】「漫画展」の特別講演・石子順講師の紹介

【「漫画展」の特別講演・石子順講師の紹介

マンガ・映画評論の第一人者

 日中友好協会創立60周年記念・県連企画のラストを飾る「漫画展 中国からの引き揚げ―少年たちの記憶」(11月23日〜28日、名古屋市中区・東別院ギャラリー)の開催が迫ってきました。この「漫画展」では、27日(土)午後1時半から、展示会場・2階で「戦後漫画と引き揚げ漫画家たち」と題して特別講演があります。

 お話をするのは、マンガ・映画評論の第一人者として知られる石子順さん。1935年京都市生まれの中国育ちで、1953年に長春から帰国。東洋大文学部を卒業後、61年に映画研究と中国映画字幕翻訳を手がけ、67年に手塚治虫漫画学に出合って漫画研究を始めたのが“この道”への一歩となりました。77年以降、「新マンガ学」(「毎日」夕刊)、「映画366日館」(「東京」夕刊)、「中国映画明星物語」(日中友好新聞)など各紙に読み物を連載、いずれも後に著書として出版されています。

 95年、ちばてつや、森田拳次さんらと「中国からの引き揚げ漫画家の会」を結成。2002年「少年たちの記憶  満州からの引揚げ」で文化庁メディア芸術祭特別賞を受賞しました。06年まで和光大学教授として「アジア映画論」「漫画の歴史」などを担当しました。

 昨年8月には中国・南京虐殺記念館で「8月15日漫画展」の成功に協力しました。ことしの協会創立60周年記念全国企画の「中国からの引き揚げ漫画展」は、「8月15日漫画展」の土台となったものです。

 ことし6月に東京で開かれた協会の第59回全国大会でスライドを映しながら「漫画展」の内容を紹介し、「実は私は漫画家になりたかったのですが、引き揚げのちばてつやたちより7年帰国が遅れて、評論家になりました」と発言し、満場の笑いと拍手を誘いました。

 日中友好協会副会長で東京都連会長、日本漫画家協会参与。

 「戦後漫画の主人公たち」(徳間書店)、「日本の侵略 中国の抵抗 漫画に見る日中戦争」(大月書店)、「漫画詩人・手塚治虫」(新日本出版社)「手塚治虫の原点 平和の探求」(同)「中国映画の明星」「中国映画の明星 女優篇」(平凡社)など著書多数。  

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