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県連・支部だより

 本場で学ぶ醍醐味が 漢語だけで耳も慣れ

[北京二外・短期留学に参加して]紙上座談会(上)

   日中愛知県連ではことし8月、昨年につづき北京第二外国語学院への短期語学留学にとりくみ、県外の札幌、茨城、岐阜をふくめ総勢16人が参加しました。以下は、現地でのアンケートに答えた留学生の声で組んだ紙上座談会です。

 ――みなさん初参加という方が大半ですが、今回の留学で一番よかっ たことから


  快適だった
  学習環境


 A 日常生活から離れて中国語の学習に専念できたことですね。

 B 授業がすべて中国語なので全部の内容は分からないけれど、耳が少し中国語に慣れたことです。

 C 暑さもふくめて体調管理が一番心配でしたが、なんとか4週間持ちこたえました。これで退職後の生活について光が見えてきました。

 D 留学生寮が思いのほかホテルのような美しい部屋で、シャワーのお湯も途切れることなく、学生食堂が安くてよかったです。

 E テキストの3分の2が初めて。『漢語会話301句』は3冊目となりました。

 F 二外のキャンパスは緑も多く、静かな環境で、経験豊かな講師とともに、1カ月という短期留学生として、生の中国語を勉強できたこと。

 G 言葉など不自由を感じなかった日本の生活から遠く離れ、いやが応でもこの中国で生活していく上で必要とされる中国語。それは朝の目覚めから始まるのがすばらしかった。TVをつければアナウンサーのきれいな発音の中国語が流れ、耳や目、頭はフル回転でした。

 H 大学の施設の全てが整っていて勉強しやすく、とても快適でもありました。

 I 北京の街の様子を肌で感じることができました。

 J いろいろな人たちと交流できたこと。中国と中国語にたいする様ざまな思いを聞いて、よい刺激になりました。

 K 2回目の参加でしたが、大所帯にもかかわらず同行者が割とまとまっていたこと。また、食事会がみんなの親睦を深めたことです。



  ――授業や老師們  (ラオシーメン=先生方) から学んだことはどんな 点ですか。

  毎日の授業が
  楽しくて


 J 聴く側としてはつらかったけれど、すべて中国語で授業を通されたのはよかったです。日が経つにつれ、少しずつ耳が慣れてきましたから。

 F 経験豊かな先生方は、初心者にも分かるように個別の質問にも対応してくださり、丁寧に教えていただけました。

 D レベルの異なる人たちを教えるのは、老師もたいへん苦しい思いをされていると思いましたが、いつもニコニコと学生の顔を見ながら授業を進めておられ、感心しました。資料はすぐに使える教材で、よく考えられていました。教え方を学びました。

 B グループになって中国語で会話練習などをしたことで、少しでも話すことが重要だと分かりました。

 H “听力”(ティンリィ=聞き取り能力)の授業が一番むつかしかった。聞く能力が劣っていることが分かったし、外国語の学習では最も重要だと感じましたね。

 G 少人数での対話や各自の現地体験を中国語で発表したり、また、クラスメートの課外生活の体験談や、先生が話してくださる日常の生活、中国文化など、楽しく授業が受けられたことがとてもよかったです。

 C 発音を丁寧に直していただきました。“没問題”(メイ・ウェンティ=大丈夫だ)と言われるまでドキドキでした。“好”(ハォ=よい)にはまだまだですが…。

 I 声調や発音、会話のリズムなど新鮮に学びました。郭老師から教わった歌や詩は帰国したら学習仲間に紹介したいですね。

 A くり返しの練習が少しの進歩を生むこと。それに、自分から話すことが大事だと感じました。 (つづく)

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