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第2回大府飛行場殉難者追悼式典

生存者を迎え150余人の参列で厳粛に執り行われる!

  第2回大府飛行場中国人強制連行殉難者追悼式典が、9月18日、東海市の玄猷(げんにゅう)寺で営まれました。日中友好協会愛知県連と大府飛行場中国人強制連行問題愛知対策委員会が主催したもので、今回は、66年前の被強制連行者のうち、生存が確認された2人と家族を迎え、150余人が参列しました。

 追悼供養式につづき、主催者を代表して大府飛行場対策委員会代表委員の石川賢作日中県連会長があいさつをかねて、貴重な前進を印したこの一年の活動の経過を報告。また、愛知教育大の南守夫教授が3月に訪中した現地調査団の特別報告に立ち、歴史的事実の経緯と調査活動の要点、さらにそれらの内容を伝える活動の重要性や被害者にたいする謝罪と補償問題を強調しました。

 生存者の唐燦(さん)さん(85)=湖南省黄石市=は「祖国も両国人民もあなた方を忘れない」と追悼の言葉を贈り、両国の人民が子々孫々、永遠に平和であるようにと語りました。楊印山さん(84)=河北省定州市=は「私は寝ている時に村を包囲されて13人が捕まり、日本企業に非人道的な虐待を受け、同胞は無残にも大府飛行場の作業で亡くなりましたが、中国人民と日本人民は永遠に友人です」と殉難者への想いをのべました。

 来賓として井上哲士日本共産党参院議員、中国駐名古屋総領事館の王軍領事、愛知華僑総会の丁秀山会長、自民党深谷勝彦県議があいさつ。また、久野孝保大府市長、近藤昭一民主党衆院議員、佐々木憲昭日本共産党衆院議員からメッセージが寄せられました。

 このあと、対策委員会代表委員の冨田好弘日中県連理事長から「日本中国友好平和祈念碑(仮称)」建立の提案と今後の活動方向について訴えがあり、参列者は拍手で確認。同代表委員の池田陸介氏が閉会とお礼のあいさつを行いました。

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