− 県連・支部だより
北京第二外国語学院へ待望の中国語短期留学
北京二外だより=16人で賑やかに行ってきました
札幌、茨城、岐阜、愛知と広域から、レベルの高い人から初級までいろんな人の参加で、真夏の北京(北京第二外国語学院)で約1ヵ月間の中国語の勉強でした。年齢も21歳〜75歳で、“平均年齢”が出せないような構成となりました。
住環境もよく、しかも安い宿泊費。食事も、学内の食堂は朝、昼、晩と3回食べても15元〜20元(1元=14円)ほど。街へ出ても、30元もあれば結構おいしい物も食べられました。
授業は、参加者全員一緒のクラスでした(レベルの高い人は少々不満でしたが)。加えて、ヨーロッパの国の人や、日本から個人で来た若い人もふくめて混成クラスでした。
レベルの違いはあっても、参加者はみな日本で学んだ中国語がどこまで通じるか中国で直に試してみたい、どれだけ中国語が聴いて分かるか、いろんな期待と不安を持っての参加でした。
毎日、授業は午前中の3時限だけだったので、せっかく北京に来たのだからと、午後と土日は街や観光に出かける人もいました。が、少し落ち着いたころからは結構、予習・復習を熱心にしていました。
多くの人が二外の日本語学部の学生に個人レッスンをしてもらいました。それぞれのレベルに合わせてよく勉強しました。場所の確保がむつかしく、ホテルのロビーでの勉強でしたから出入りする人たちの目に留まったようで、京都外国語大の先生(学生を引率してきた人)は「みなさんとても熱心ですね」と感心していたほどでした。
一番みんなが苦労したのは「听力」(聴き取り能力)の授業でした。
その1回目などはほとんどパニック状態でした。2回目からは静かになりましたが、いかに聴くことに慣れていないか、いや応なく認識させられることになりました。
老師(先生)いわく「何十回も聴いて覚えることですよ。理屈ではない、言葉ですから」。1カ月と長期間の滞在でもあり、帰るころには自分の課題もつかめ、たくさんの思いが膨らんだようです。
老師們の充実した
授業内容
<span class="darkblue">中国語の勉強に行ったのですから、その成果もさることながら、中国の人たちの生活ぶりを見て直接ふれ、話をしていろんなことを学んだと思います。
レベルの異なる私たちにいろいろ配慮された内容でした。
すべて中国語だけの授業で、日本語で学ぶ中国語でなく中国語で学ぶのですから、学ぶ方も苦労があるが、教える方も相当の技術が必要だった、そんなことをうかがわせる内容でした。
もう一つ、個人レッスンをしてくれた日本語学部の学生たちがみんな、要望に応え、いろいろ時間を工夫してとてもよくやってくれたことです。勉強もさること、人と人とのふれあいも、互いの信頼関係も理解しあえる貴重な体験だったと思います。こうして育まれた友情を大切にしたいものです。
今回は、語学留学全般の報告ですが、折々のエピソードは別途、コラム風に書きます。北京の空は、緑は、人々とのふれあいでは、街を歩いて、参加者の心の結びつきは、タクシーに乗ったときや交通機関の様子、入学式と卒業式と歓迎会、などなどです。
次のことだけはここでお伝えします。
1、来年11年も夏季の留学は実施します。しかも、8月〜9月も可です。
2、来年5月末〜6月初めに語学研修旅行を行います。
「二外」に宿泊し、学んだ中国語で街を歩き、また、学生とも交流します(参加は先着10人限定)。
「二外」短期留学担当 溝口 郷史