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「見えない闘い」と「揺るがない姿勢」             歴史研究者 丸山  豊

 妻が今回の展示を見てこう言いました。「写真が大きくてよかったし、説明文が少なく、すべてに目を通し読むことができた。」「事実はきちんと示されていたし、残虐な写真より証言者の顔を見ながら証言を読むと、つらさ・悲しみが迫る。特に強姦の部分は、読むたびに許せないという気持ちが強くなる」と。

 「なるほど、写真の数は60枚弱だったけど真実の持つ重みはすごい。来場者が期待するような衝撃的な報道写真は少なかったが、あれでよかったのだ」と私。

 しかしあまりお手伝いできなかった自分を恥じています。
 「見えない闘い」が企画段階から展示最終日までありました。しかし、関係者の「謙虚でかつ何事にも動ぜず、揺るがない姿勢」が安心感を生み、今回の企画を成功させたのではないかと感じています。だから真実を学び未来を語る場としての明るさが生まれたのでしょう。

 また子どもの絵、中国絵画、切り絵、音楽文化交流などの全体構成の豊かさと展望は訪れた人をホッとさせてくれたようです。個人的にはホールで「さくらんぼの実る頃」を聞いたとき、「パリコミューン」を励ましたシャンソンだけに今回の企画展と重なり合う部分があり、胸にしみました。 「歴史はこうしてつくられていくものなのか」、私が学んだことです。

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