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中国の旅

中国の少数民族を訪ねて(3)

未知の世界へ、ワクワク感の一人旅

   中国語が全く話せない私は、筆談で地元の人との意思疎通を図るのだが、互いに漢字の国だけにかなりのコミュニケーションが取れる。しかし、同時に勘違いや思い違いも多い。
私が中国四川省の奥地、九塞溝に行った時のことだ。そこは水がとてもきれいで、急速に観光地化したところである。
 私は「ここは観光地だから、毎晩ショーが行われているはず」と勝手に思い込み、フロントの女性に尋ねるが、ショーを中国語でどう伝えたらよいのかわからない。そこで、『歌』という字や『舞踊』という字を書きながら、それを見たいという思いを伝える。すると、彼女は歌う仕草や踊る仕草をして、「うん、うん、わかった。そういうところがある」とにこやかにうなずく。そして、電話でタクシーを頼んでくれた。
 タクシーは街灯一つない漆黒の闇の中を走り続ける。普通、ショーの会場は街の中心にあるはずなのだが、一向にそれらしい街明かりが見えてこない。いったい暗闇のどこへ連れて行かれるのだろうかと不安になる。やがてタクシーはこんもりとした大きな屋敷の中に滑り込む。私は一瞬「エ!ここがショーの会場?」とたじろぐ。
 すぐに誘導されて屋敷の中に入ると、そこでチベットの華やかな民族衣装を着た若者たちが踊っていた。そして、私に対して歌を歌えと要求し、一緒に踊れと誘う。「話が違う、踊りに来たのではない。ショーを見に来たのだ!」と日本語で叫ぶが通じない。
 いったいどこでどう間違えたのだろうか…?フロントの彼女が間違えたのだ、「あなたは歌いたいのね、踊りたいのね」と。いや違う、私が犖たい瓩箸いγ羚餮譴鮹里蕕覆ったからだ。「見る」は中国語では「看」だと後日知ることになる。それにしても、振り返れば、貴重な面白い体験をしたものだと思う。
柳田 常樹

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