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ふるさとのお正月(2)

 私の故郷は石炭の町として有名な山西省の南部にあり、臨汾市というところです。

華夏文化の発祥の地とされています。気候は大陸性で、はっきりとした四季が見られます。
中国では、山西省といえば、「麺食のふるさと」と呼ばれるほど、多種多様な麺料理があることで非常に有名です。中でも一番有名なのは刀削麺(とうしょうめん)です。薄く小さな鉄片を用いて柳葉のような形に削った麺を作ったことが発祥とされています。

 春節(旧正月)は中国人にとって最大の祝祭日です。私の故郷では、春節の一週間ほど前からあちこちで爆竹が鳴り響いたり、花火が上がったりします。大晦日になると、春節の料理を準備したり、家のあちこちを一年の最後にもう一度きれいに片付けたりします。ちなみに、「財」がなくなってしまうといわれるため、大晦日の夜の掃除はタブーです。なので、太陽が沈む前に必ず掃除を終わらせなければならないです。

 また、家の入口に「春聯」を貼り、日が暮れると「年夜飯」という大晦日の夜の食事をします。年夜飯に欠かせないのは水餃子です。餃子の形が中国の昔の貨幣「元宝」と似ていて、縁起がいいと言われています。餃子のほかに、豚肉や魚、野菜などを使ってたくさんの料理を作ります。

その後、家族団欒で中央テレビ局の「春節聯歓晩会」(日本の紅白歌合戦に当たる番組)を見ます。元日になると、一番うれしいのはやはり子供です。目が覚めたら、お母さんがすでに新しい服を枕の側に置いてあります。

 一年の初日、新しいスタートという意味で、元日はみんな必ず新しい服を着ます。その後親からお年玉をもらって、いつもより種類の多いお菓子を食べて、友達と遊んだりします。男の子にとって、普段触ることのできない爆竹をやっと鳴らす機会がきて、お父さんと一緒に爆竹を鳴らしたり、花火を上げたりします。大人たちは食事の後三々五々で「串門」(年始まわり)に行きます。新しい一年が賑やかの雰囲気の中、始まります。

滑 美琴(カツビキン)名大大学院生  

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