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ふるさとのお正月(1)

 私の故郷は中国広東省の一番北の河源市で、水と空気の美味しい小さい町です。

春節の時は大体10度以下0度以上で、時々雨も降り湿度の高い気候です。暖房が使える寒い時期が短いので、暖房はあまり流行っていないです。従って、春節の時皆が大体ダウンコードなどの重装備をしています。

 河源市は古くからの客家人居住地です。客家(ハッカ)とは、客家語を話す漢民族の一支流です。歴史上、戦乱から逃れるため、中原から南へと移動、定住を繰り返していました。

移住先では、「客として住んている」というように見られているので、「客家」と呼ばれるようになりました。現在、客家人の主な居住地は広東省、福建省、江西省などの山間部で、香港、台湾、およびタイ、マレーシア、シンガポールなどの東南アジア諸国です。

 客家人は独特の文化を持っていて、その中で食習慣が代表的なものだと思っています。

昔、山間部で住んでいる客家人が重い体力労働で失った塩分とエネルギーを補充するため、料理に塩と油をいっぱい使っていました。今になっても、客家料理の味付けは濃いです。

春節のような大事な祝日に出る定番の料理には、四時間もかけて八角と椎茸、干しカツオなどを一緒に煮込んだ豚肉の角煮と、豚ひき肉と椎茸と葱の揚げ団子、揚げ魚、広東省の名料理のピーナッツ油と生姜千切りと醤油のタレの蒸し鶏、などがあります。  

客家人は祖先を重んじています。大年三十(大晦日)から元宵節まで、父は必ず毎日先祖の位牌にお線香を捧げています。そして、いつも私に親孝行が大事だと、言葉と行動の両方で教えてくれています。

 故郷では、中国の他の地域と同じで、家族団欒で春節を過ごす習慣があります。大年三十の三日か二日前、叔父さんと叔母さんが必ず従弟を連れて、勤め先の町から帰って、おじいちゃんとおばあちゃん、そして私も含まれている家族と一緒に大年初五(新年の五日目)まで過ごします。

大年三十までは大掃除したり、定番の料理を作るための材料とご祝儀を入れるための赤い祝儀袋などの「春節用品」を買ったりして、準備で忙しいですが、大年三十の夜、みんなそれぞれの家でシャワーを浴びて新しい服を着てから、おじいちゃんとおばあちゃんのところに集まって、一緒にご飯を作って、食べて、中央テレビの春節聯歓晩会を見ながら麻雀をやります。

大年初一から大年初五まで、家族で観光スポットへドライブしたり、麻雀パーティーしたり、お鍋したり、カラオケしたりして過ごします。毎年、この温かくて賑やかな家族と一緒に過ごす時間を大切にしています。  

黄 杏婷(コウ キョウテイ)名大大学院生

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