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講演・学習

学習は力・県連主催の学習会開始

チベット族 日本人のルーツでは.の研究も

   日中愛知県連主催の学習会が3月22日(火)午後2時から県連文化教室で行われ、16人が参加しました。学習会のテーマは「中国の民族問題」、参考資料として『中国の民族問題―危機の本質』(加々美光行著 岩波現代文庫)を使用することになっています。

西脇先生のミニ講演

 第1回の今回は、中国の民族問題の研究者、名古屋学院大学名誉教授の西脇隆夫氏から、これからの学習の基礎的知識として「中国の民族」についての講演がありました。以下、その概要です。

中国の民族の数

 まず第1に「中国の民族の数」についてです。現在、中国には漢民族を含めて56の民族があります。そのうち漢民族を除いた55の民族が「少数民族」とよばれています。もちろん少数民族とよばれているのは、漢民族が圧倒的多数で中国の人口の90%を占めているからです。中華人民共和国の建国のころには、少数民族としては400ほどに分類されていましたが、現在では56にまとめられました。一般的に少数民族としてよく知られているのは、満州族、ウイグル族、チベット族、モンゴル族、朝鮮族等々です。

民族の識別

 そして現時点でもまだ識別されていない民族、あるいは限定的に他の民族に分類されている民族もあります。
 また、どの民族に帰属するかは、共通の言語、居住地域、経済生活や同じ宗教などによる客観的な基準と、本人の民族意識などによって民族の識別をしていきます。民族として調査側の識別判定と主観的な帰属意識とが一致しないこともあります。

少数民族の居住地域

   少数民族の居住地域は主に中国の北や西北に分布し、そして西、南、西南、東南などの辺境、周辺地域にあります。漢民族は全国に分布して、主に黄河、長江流域と平原に集まっています。前述のように、少数民族の人口は少ないが、中国周辺地域に広く分布しています。

歴史的関係

 少数民族は周辺諸国と歴史的に密接な関係を持ってきています。その中でチベット族はチベットの国として存在していたが、ウイグル族は国としては存在したことがありませんでした。また、少数民族と日本との関係では、チベット族についてその文化(仏教文化)共通性などから日本のルーツではないかとの研究もすすめられています。

感想・意見

 西脇先生の1時間の講演の後、「中国の宗教は本来仏教であったが、現在仏教徒は少ないようだが…」、「ベトナムなどの民族分類から考えると、中国も400ほどの民族数になるように思えるのだが…」、「日本では過去に民族主義が強調された時があった」、「民族の数は55まで認められ増えてきたんだと思っていたが、逆に56の民族にまとめられてきたんだと知った」等々、多くの意見や感想が出されました。

次回は4月20日(水)午後2時より

 これらの感想や意見を含め、これからの学習会で幅広く考えていこうということになりました。第2回の学習会は、4月20
日(水)午後2時より県連3階文化教室にて『中国の民族問題―危機の本質』の第1章(p42〜p73)を取り上げます。
                 学習委員会
                    松浦 均

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