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豊田市戦争展
豊田市戦争展に1100名参加
8月22、23日豊田産業文化センターで戦後70年「豊田市戦争展」が開かれました。20団体で構成する市民運動です。4月に実施した平和リレー(挙母地域とトヨタと戦争)での調査活動、これまでの200余名の市民の証言、情報と資料提供による積み重ねた上の取り組みでした。また中日新聞社の後援を得ました。
初日の戦争体験を聞く会は中国侵略での体験、トヨタ本社工場への模擬原爆投下時に工場地下にいた方の証言、被爆者の体験など6名の方のお話で「驚くことばかり」でした。
今年の展示は「挙母と戦争」「トヨタと戦争」を中心に戦争とはなにか、その侵略戦争の事実を知ろう、そして戦争をさせないためにはいま何を私たちがしなければならないかを学び、豊田市民の中で広がっている平和を創る市民パワーを紹介するものでした。
「武力では平和は守れない」として特別講演を長峯信彦愛知大学教授のお話、平和のうたごえ、絵本の読み聞かせ、紙芝居「学童疎開の記録」アニメ映画「対馬丸」など多彩な内容となりました。会場での募金はこれまでの1.5倍も集まりました。
展示ホールでは元豊田市助役の柴田清さんが「戦争は絶対ダメ、二度と戦争したら日本は無くなってしまう、みなさん、これからも頑張って」と激励。
会場では戦争中の大事な記憶を残すものを持ってこられた方、「よく集めたね、充実してるよ」「トヨタ爆撃の意味が分かった」「他市は主催しているのになぜ豊田市は知らん顔してるのか」「子どもと一緒に観たくて来た」「安倍さんの政治、本当に危ないね」などの声が寄せられました。
豊田市平和を願う戦争展実行委員会
代表委員:冨田好弘