不再戦平和の活動

講演・学習

平井潤一氏講演 

『どう見る 現在の中国と日中関係』

   日中友好協会参与の平井潤一氏(元日本共産党中央委員会国際部)を迎えての学習講演会が7月12日午前、生協生活文化会館ホールでありました。日中県連第35回総会に先立って開かれたもので、45人が参加しました。
 講演会は県連の伊藤充久常任理事の司会で開会。主催者あいさつで石川賢作会長は、「平井さんは朝鮮生まれの満州育ち。大連にもおられたそうで、生まれも育ちも大連だった私は街ですれ違っていたかもしれません」と笑いを誘い、「不破哲三委員長(当時)を団長とする1998年の日中両国共産党の関係正常化会議(北京)に団員として参加されるなど、他では見られない貴重なプロフィールの方です」と紹介しました。
  ー協会創立時からー
 平井氏は、『どう見る現在の中国と日中関係』と題して講演。81〜00年に日本共産党中央委員会国際部で中国問題を担当してきた知見と、人民日報など中国メディアの報道・論評を織り込んで話をすすめました。
 冒頭で、協会の「日中不再戦」のスローガンが創立時から一貫したものであることをのべ、「安倍内閣が『わが国をとりまく安全保障環境の根本的変容』と強弁して『中国脅威論』を振りまいているいま、戦争法案の強行採決を許さない決意をここで共有したい」と語りました。
 ー2つの側面を見るー
 中国の現状について、「世界第2の経済大国となり、国際的地位の向上がめざましい」と、AIIB(アジアインフラ投資銀行)の創設にヨーロッパの主要国をはじめ5大陸の57の国・地域が参加したことを例示。他方で、東シナ海での行動に見られるように軍事力増強をテコに大国主義的傾向にも言及し、「それはそれとして批判的に見ること」と言いました。
 ー習近平主席の演説ー
 厳しい日中関係の最近の動向で注目すべて点として、5月の二階俊博氏ら3000人訪中団歓迎宴での習近平国家主席の演説から「『中日友好の基盤は民間にあり、中日関係の前途は両国人民の手に握られています』とのべており、協会の方向と同じ。ここをよく見る必要がある」と、自信をもって運動をすすめていこうと呼びかけました。
 「大事なのは国交正常化の際の日中共同声明など日中関係を律する4つの基本文書を順守することだ」と、領土問題の平和的解決をめざしつつ、当面は空中・海上危機管理体制が急務だと説明しました。
 ー尖閣領有権の問題ー
 日中両国で主張が対立している尖閣諸島問題では、中国の主張の問題点として、75年間の沈黙後、海底資源が存在する可能性が明らかになって70年代に入って突然主張したこと、国交正常化時の基本文書とは矛盾することを指摘。日本側の問題点として、話し合いを拒否し、門前払いという硬直した姿勢を固持していることを突きました。
 平井氏は「それでも、中国には意見の違いを話し合いで解決した前例がある」として、ソ連時代から続いていた中国・ロシア(当初は旧ソ連)の国境交渉は4300KMの大河の河の部分の中心線を国境とし、2000を超える河川内の島のうち、最後に残った3島の分割をもって解決し、04年に外交交渉で終了した。

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