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歌い継ぐ猯鮖謀事実

「混声合唱組曲『悪魔の飽食』第27回全国縦断コンサート愛知公演」

  「混声合唱組曲『悪魔の飽食』第27回全国縦断コンサート愛知公演」まで3カ月を切りました。この公演を日中友好協会としてどう成功させるか――。同公演実行委員会の高橋信事務局長(愛知県平和委員会理事長)に、県連の実行委員長である鳥居達生副会長と伊藤充久事務局長(ともに公演実行委員)が聞き、語り合いました。

愛知公演を思い立たれた動機

   鳥居 このたびは大変ご苦労さまです。愛知公演を思い立たれた動機について改めて伺いたいのですが、高橋さんの心の航跡と言いましょうか…。
 高橋 僕は県立高校の社会科教師(世界史担当)として38年間(1965〜2003年)働いてきましたが、一番留意したことは、この目、この耳で確かめた事実を生徒に示すことでした。広島・長崎、沖縄、アウシュビッツ、中国、韓国、東南アジア、ヨーロッパなど、戦争と植民地支配の傷痕が残るところに足を運び、関係者の証言に耳を傾けてきました。
 また、各種研究会にもよく顔を出しましたね。退職直前の03年3月、私は朝鮮女子勤労挺身隊訴訟の名古屋地裁公判で1時間半にわたって証言台に立ったのですが、感動的だったのは、教え子の3年生30余人が法廷に駆けつけてくれたことです。満席の法廷の3分の1は黒い学生服で埋まり、僕の平和教育の「最後の授業」となりました。
 伊藤 平和教育の締めにふさわしい、まさに有終の美を飾る印象的な情景でした。 
 高橋 それから10数年後のいま、日本は、ご承知のように歴史的事実を「なかった」とする風潮が、急速に強まってきているじゃないですか。学校には「事実」を教えることを「偏向」教育として抹殺しようとする圧力が押し寄せ、萎縮が広がっており、「ものを言えば唇寒し」の風潮がこの社会にまん延しようとしていますよね。僕は、こうした時勢にあらがう一石を投じることができないか、と考えたわけです。
 その結果、旧日本軍731部隊の戦争犯罪を告発する「池辺晋一郎指揮、混声合唱組曲『悪魔の飽食』全国縦断コンサート愛知公演」の開催を思い立ったのです。全国縦断コンサートは1995年から始まって25回を数えていましたが、まだ愛知で開催されたことがなかったのです。
 鳥居 そこからのスタートだったのですね、なるほど…。
 高橋 そこで関係各位に直談し――日中友好協会でもこの過程で訴えさせてもらいました――、実現の枠組みを整えることができました。昨年4月に準備会を発足させ、6月に公演会場「旧市民会館フォレストホール」を引き当て、8月に実行委員会(実行委員長・内河惠一弁護士)を設立、そして10月に地元合唱団が結成され、ただちにレッスンに入りました。本番の7月2日まで、緊張した日々がつづきますが、お互い頑張りましょう。
 本公演では名古屋青年合唱団を中心に、一度も歌ったことのない初心者をふくめて地元合唱団を構成します。そこに全国各地で歌いつないできた経験者が合流するのです。300人が一つになって「決して忘れてはならない歴史的事実」を歌い継ぐ、堂々と…。本公演がこの愛知の地で「歴史的事実」を市民に提示する文化的、教育的意義は決して小さくはないと、僕は確信しています。
 鳥居 そこは、私たちも公演実行委員として全く同感ですね。
  (次号につづく)

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