− 県連・支部だより
第9回名古屋中国春節祭ひらく
日中県連もブースで宣伝 30人余で恒例の交流会を楽しむ
中国で1年を通じて最も重要な祭日である旧正月(旧暦1月1日、今年は2月19日)を祝う第9回名古屋中国春節祭が1月30〜2月1日に名古屋・栄の久屋広場で開かれ、冷え込みのきびしいなか日中両国の大勢の人が来場しました。
初日の30日はあいにくの雨のなか午前11時からステージでオープニングセレモニーが行われ、吹奏楽と「招福駆邪」の龍獅舞で華やかに始まりました。
広場の三方に飲食ブースや物販・情報など56ブースが出店。31、1の両日は快晴に恵まれ、ステージでは中国獅子舞、龍舞、雑技、民族舞踊、武術、中国楽器演奏などが次つぎと。中国の人気歌手の李玲玉さん、程琳さん、彭康亮さんによるコンサートや「東方歌舞団」の舞踊と演奏、また日本の演目も加わり、盛り上がりました。
日中友好協会愛知県連は物販・情報ブースに出店し、役員が交代で詰めて来場者に県連の活動や旅行企画などを宣伝。また、各種書籍・冊子や『季刊中国』、カレンダーなどを販売し、「日中友好新聞」と同県連版を配布しました。
31日は午前11時から休憩場所の一角のテーブルを囲んで恒例の「県連交流のひろば」が開かれました。留学生も交え、入れ代わり立ち代わり30人を超える参加者で、中国料理やお酒の味くらべなど日中の友好談義に花を咲かせました。
2007年、中国伝統の春節の雰囲気のなかで中国の味と香りと感動を名古屋の人々にも味わってもらい日中の友好交流を深めたいと、在名中国人の各種団体と個人が共同して実行委員会を立ち上げてスタートした春節祭。華麗な舞台公演と味覚を楽しめる飲食ブース、中国旅行の情報などの物販・情報ブースで“身近な中国”に触れられる名古屋の新春イベントとして回を重ね、年ごとに参加者もふえてきました。
今回は愛知華僑総会をはじめ在名の華人18団体による同春節祭実行委員会が主催し、中華人民共和国駐名古屋総領事館が共催。また東海・北陸の6県と名古屋市が後援し、中国国家観光局などが協賛しました。
初日はオープニングの後、会場近くのホテルで同実行委員会による祝賀会も開かれ、貴賓として石川賢作会長が、一緒に冨田好弘理事長が招待を受けて参列しました。
中日新聞の小出社長と交流
1月30日に春節祭を祝う中国総領事館主催のパーティーがあり、私と冨田理事長が招待され、私は貴賓として扱われました。
その際、中日新聞と東京新聞の両方の社長である小出宣昭さんと交流する機会がありました。最近のジャーナリズムに対する異様な攻撃にふれて、私は「中日新聞と東京新聞の社説に注目しています。右だとか左だとか言うのでなく“正道”だと思う。応援していますから頑張って下さい」と言うと、小出さんは深くうなずいてみえました。
石川賢作