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石川会長の北京第二外国語大学(二外)からの招待に同行して

二外留学担当  溝口郷史

  1980年代から名誉教授として二外との交流が続く石川先生が、大学創立50周年を記念して招待された(11月18〜21日)のに私も同行させてもらいました。
 今回の招待は盛大な祝典を避けて、ゆっくりと接待できるようにと特別に配慮されたものでした。
 27年前に結ばれた愛知学泉大学との学術文化交流協定にもとづく交換留学制度,二外を拠点とした学術研究、などを通じて多くの先生方との交流と、終身の名誉教授としての二外との深い絆は揺るぎないものとして、強く感じるものがありました。
 周烈学長をはじめ日本語学院の周潔院長 張副院長、元日本語学院長の潘先生の招待宴は実にざっくばらんな雰囲気で懐かしい話で信頼と友情に満ち満ちていました。
 一日目には日本語学部2年生に「私と二外」と題して講演し、懇談しました。
 初めて聞く話ですから、学生たちは一言も聞き漏らすまいという感じで真剣に聞き入っていました。なかには学泉大学に留学した学生とこれから留学する学生もいました。
 翌日、石川先生の希望で3年生の日本語同時通訳の授業を参観しました、私が聞いていても難しいと思うほどの高いレベルの内容でした。
 また、外国人留学生の中国語の授業も見学しました。2年生の中国語の授業でしたが、多くは漢字圏外の学生たちですが、1年とわずかの期間に難しい漢字と中国語による授業を受けていました。夏の留学時の授業を思い出し、つい私も学生になった気分で聞き入りました
 今回の私の同行はこれまで30年に及ぶ交流を今後も引き続き進めるために、ちょうどいい機会なので関係者とのつながりを広め、深めようということでした。大学関係者と面談するたびに石川先生が「これからはこの溝口にやらせますから」と伝えてくれたので、なんだか私は重い荷物を背負い込んで帰ってきた気分です。ちなみに石川先生は「肩の荷が降りた」と言っていますが。
 今回はじめから最後まで私たちの世話をしてくれたのは、夏期短期留学で毎年お世話になっている国際センターの王さんでした。お礼のメールに対して、気兼ねなくなんでも話し合える関係が深まったことをとても喜んでいる、と伝えてきました。

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