− 県連・支部だより
満蒙開拓青少年義勇軍 前畑信男さんの話を聞く
前事不忘・後事之師
5月11日愛知県連文化教室で前畑さんの、満蒙開拓少年義勇軍の体験を聞きました。
1943年3月16歳の前畑少年が、お国の為という栄誉を唱え希望に燃えて、満州国吉林省敦化県「大石頭訓練所、第三中隊入所」に入隊。
1945年8月の18歳になるまでのわずか2年余の間の中国東北部(旧満州)での言語に絶する環境の中で生き抜いてきた、初めて聞く鮮烈な真実に、参加者は息をのんで聞き入りました。
18歳の前畑少年は、46年10月に中国人民解放軍に従軍することになり、以後中国人民解放軍と50年までをベトナム国境までの1万5000km行動を共にしました。
いよいよ次回は1万5000kmにおよぶ中国東北部から最南端のベトナム国境までの話を聞きます。
国策の名のもとに父母の膝もとを離れ、失われた青春の軌跡を消し去ることはできない、過去の歴史から学び憲法9条の改悪を許さじ、前畑さんは切々と語ります。
ついぞ聞く事のなかった中華人民共和国の成立までの歴史を直接聞くまたとない機会です、多くの方々に聞いてほしい企画です。