県連活動ニュース

県連・支部だより

南山大 国際地域文化プロジェクト シンポジウム

石川県連会長もパネリストに

日本との距離感が縮まった
沙(シャー)さん 県連でのインターンシップを報告
 

「どうもありがとうございました。すごく緊張しました」
 4日の午後、南山大学(名古屋キャンパス)で開かれた「国際地域文化プロジェクト研究」ミニシンポジウム。第1部のインターンシップ活動報告が終わり休憩に入ると、沙鑫(シャー・シン)さんは、パネリストの1人として出席していた石川賢作・日中県連会長のもとに駆け寄り、ぴょこんとおじぎをしました。

県連を探しあて
本紙新年号に手記「運命的だった協会との出会い」を書いた院生です。石川会長は「短い時間で協会の目的と性格を的確にまとめてくれたね」と労をねぎらいました。笑みいっぱいの沙さん。
 ミニシンポは、沙さんが勉学中の南山大学大学院国際地域文化研究科の大学院教育改革推進プログラムが主催したもの。昨年11月から年始に各機関や団体でインターンシップに従事した4人の院生が、パネリストや教授、学生ら十数人を前に各自の研修活動について報告したのです。
 昨秋は尖閣諸島問題が突発し、両国で「反日」「反中」デモが起こりました。沙さんは「私はこの出来事からショックを受け、日中の歴史認識という自分の研究に合った研修先でインターンをしたいと考えました」ときっかけを一言。インタ ーネットで日中友好協会愛知県連のホームページを探し当て研修に入るまでの経緯を話しました。

催しの光景映し
 次いで、インターンシップ第1日となった協会創立60周年記念の畑田重夫氏講演会&懇親会(11月13日)、第2日になった「漫画展」(11月23日〜28日)と第3日の石子順氏特別講演(同27日)の光景をプロジェクターで映しながら、要点を解説。「これらの研修を通じていままで会ったことのない多くのみなさんと出会い、お話を聞き、私の日本との距離感がぐんと縮まりました」と感想をのべました。
 第2部では、提携先の代表4氏がパネリストとしてそれぞれの組織の目的と性格や活動について概説。石川会長は「沙鑫さんが『日本との距離感が縮まった』と言ってくれたことは、嫌中感が80%にも上る冷え切った日中関係の時だけにうれしかった」とコメントしました。
そして、日中友好協会の60年余の歩みと県連がとりくんでいる大府強制連行問題などの課題について触れ、「ことしは満州事変の発端となった柳条湖事件から80周年の節目の年であり、夏から秋にかけて運動を盛り上げていきたい。この中で沙鑫さんたち若い世代が橋を架けていただければありがたい」と期待を語りました。  

<2011.2.25>

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