− 県連・支部だより
第3回大府中国人強制連行殉難者追悼式典
9月17日(予定)・東海市玄猷寺にて
中国人強制連行問題にとりくんできた愛知対策委員会は、6日午後、東海市の玄猷寺を訪ねました。「追悼式典」に積極的に理解と協力をいただいている同寺院は、昨年9月には山門など大掛かりな建築作業中でしたが、ほぼ完成し、3月5日には完成式とのことでした。
訪問時に住職が高熱で、お庫裏さんが応対していただきました。会からは鳥居達生、竹内克美代表委員など6人で要請しました。
まず、対策委員会の鳥居代表委員から第2回追悼式典での協力のお礼をのべ、冨田好弘事務局長(県連理事長)がその後のとりくみと反響の広がり、宗教界、市民団体、マスコミ、また全国的な動きなどを具体的に紹介。このとりくみのますますの重要さが話され、「第3回」(9月17日)開催をお願いしました。
現地委員会の木下大三郎さんが地域の方からの新たな証言を紹介し、認識の広がりを確認することができました。お庫裏さんは「二度と戦争をしてはいけない。あなた方の大きな活動があって追悼式典などができます」とのべました。
その後、暮色の中を木下さんの案内で「石門隊のテント村」の跡(現在市営住宅)、地元の人が少年期にやさしく頭を撫でられた所、中国人が歩いていた道、「第2滑走路」の跡など見学しました。訪問者はさらに 「済南隊」のテント村の跡など調査が必要と話し合いました。
参加したメンバーは早速、事務局会議、現地委員会、第6回対策委員会を2月中に開き、とりくみをすすめる決意をしました。県連副会長でもある鳥居さんは「本当に大事な活動ですね、みなさんよく勉強してみえます。力にして祈念碑建立など発展させねば」と語りました。
追悼式典参加の唐燦さんと通訳
<2011.2.15>