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県連・支部だより

【10.11.15】協会創立六十周年を迎えて

 「国民みんなで日中友好」「日中国交回復」「日中不再戦」「日中両国民の戦闘的友諠」「中国の国連復帰要求」「自主、平等、内部問題不干渉、大国主義干渉反対」等々のスローガンを掲げて活動してきた日中友好協会が60周年という記念すべき日を迎えました。

 愛知県では、1954年7月4日、80数名が参加して名古屋支部結成大会を開き、支部長に山西清雄氏(会社役員)を選出し組織的な活動を始めました。

 最初の大事業は支部結成間もない11月の中国紅十字会の歓迎事業でした。歓迎のための協会旗づくりや歓迎ポスターの掲示板を街頭に張り出す活動。台湾の国民党政府の妨害工作から李徳全女史を守る防衛隊を組織するなど活発な活動が展開され協会の役割を果たしました。

 支部の日常活動は、「日本と中国」(「日中友好新聞」前身)機関紙を読者に配り(当時の郵送料は1部1円)会員を増やすため中国語講習会、映画会、料理講習会、帰国者の生活相談など地道な活動の物語です。

 「ごめん下さい、日中ですが」と玄関のドアを開けたところ「今何時だ、9時過ぎだぞ」と追い返されたというエピソードが会員拡大運動のつきものでした。

 そうした日中友好運動も1966年の「文化大革命」によってことごとく破壊され、34年間にわたる大国主義干渉とのたたかいを余儀なくされました。

 1999年10月、中日友好協会と関係正常化が実現し今日を迎えましたが、尖閣諸島の領有権問題をめぐり日中友好運動も厳しさを迎える情勢となるでしょう! 
 対等・平等の関係を確立する日中友好運動をめざし頑張りたいと思います。
県連副会長 大橋満男

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