【09.11.5】ビックリ・カエルの話　石川賢作

長春と遼源を訪問して（裏話）

　このたび、吉林省対外文化交流中心といういかめしいところの招待で、長春と遼源を訪問しました。このことはすでに報告済みです。

　１つ裏話を紹介します。最後の交流中心の歓迎兼送別宴会で大変なご馳走が出ました。私の隣には会長不在で２人の副会長が座っています。例によってどんどんご馳走が出てくる中に異様な姿のものが出てきました。

　２人は「これは水辺にはいない特別なカエルで“林蛙”といい、西太后がとても好んだもので、特別の賓客にしかだしません。団長さん、骨以外は全部食べてください。頭の部分は金より貴重です」とまじめに言うのです。そのグロテスクな姿におびえながら「団長」の責任は果たしましたが、心の中で「俺は西太后ではないぞ」と叫んだものです。昔、サソリのから揚げを食べたことはありますが、今度のは、真っ黒でべったりしていました。次回以後、勇気のある団長さんを求めます。