− 県連・支部だより
【09.10.25】 吉林省との交流10周年 県連訪中団 団長 石川 賢作
吉林省との交流10周年 県連訪中団 団長 石川 賢作
このたび吉林省対外文化交流協会から、愛知県連に対して10年間の友好交流の発展を記念して活動家8名を招待したい、との申し入れがありました。県連は1950年代のはじめから常任活動をした「老幹部」をはじめ「若干若い」役員で訪問しました。
偽満皇宮博物院
李院長はじめ全職員で歓迎
10月13日長春の「吉林省偽満皇宮博物院」では李立夫院長、趙継敏副院長はじめ60余名の全職員が参加する大歓迎パーティーが開かれ、はじけるような熱気でした。 この博物院と愛知県連は、10年にわたって「平和のための戦争展」への出展や講演、また博物院の解説文の翻訳などで協力しあってきました。李院長は、今後は日本での展示の規模を拡大していきたいと述べ、私たち全員に「栄誉証書」が授与されました。
遼源市、党書記が対応
TV・新聞社が取材
翌14日は長春から西へ130キロの遼源市へ向かいました。ここには第二次大戦期にシンガポールで日本軍に降伏したパーシバル英軍中将やフィリピン米比軍の総指揮官ウエインライト中将、香港総統など高級捕虜が収容されていたことが最近わかり、今年の「戦争展」で写真展示や講演会が行なわれました。県連の大橋満男副会長がこの付近に戦前戦後を通じて12年も生活しており昔の地図や名簿など極めて重要な資料を提供してきました。中国側は遼源市党委員会書記馬明氏が対応し、心からの謝意を表明していました。遼源市とは歴史文物管理研究員の李君さんと今後、遼源だけでなく「満州国」関係資料を交換する約束をしました。また、TV・新聞社の取材がありました。
吉林省対外文化交流中心が
歓迎・送別の宴を催す
3日目15日のハイライトは吉林省対外文化交流中心の歓迎・送別宴でした。局長が留守で主催した二人の副局長と今後、交流をどのように深化発展させるべきかを討議し、一つは、吉林省内の少数民族問題を知るために、朝鮮族の行事に参加し、直接、少数民族に触れる旅行を計画すること。ふたつは吉林省内の環境問題について愛知の退職した専門家を中心に協力を実現するために政府機関としてのいくつかのプログラムを用意することになりました。10年を記念する旅が新しい10年への出発点となることを確認しました。
そして行く先々で早瀬ふさこさんの「きりえ」を記念品に贈呈して大変喜ばれました。
訪中団メンバー
石川賢作団長、大橋満男副団長、冨田好弘秘書長、溝口郷史、八木幸夫、伊藤三郎、五十嵐昭、田中稔