県連活動ニュース

県連・支部だより

【09.01.30】ベトナム・雲南の旅に参加して

枯葉剤の被害は今も続く…枯葉剤被害者協会

   

 今度の旅の大きな関心事の一つは、ベトナムでも中国でもそれぞれの少数民族に会えるということであった。日本でも山間に住む人々はいるが、両国に共通する少数民族の自然条件は全く違って厳しいものだ。政府の援助もあるようだが、この厳しい自然条件から抜け切ることは容易でなく宿命的なものを感じさせる。しかし、素朴で人間らしさを強く持っている。協同と平和がなければこの民族の暮らしは成り立たない。我々は学ぶべきだ。
 
 さて、もう一つの関心事は、世界遺産の観光である。ベトナムでは、ハロン湾のクルーズ。中国では雲南省、元陽の棚田、昆明の近くある石林の二つである。元陽の棚田は聞きしに勝る素晴らしい絶景であった。元陽の人口38万人の53%を占める少数民族が1300年の苦闘を通して作り上げただけに約1700メートルの雲上に幻想の世界が開かれている。自然と人間の力によって築かれた広大な舞台芸術のようであった。感動の極みである。この棚田の一番多いところは4000段もあるという。
 
 人類が生まれるはるか以前、約3億年という気の遠くなるよう前に海底隆起によってできた石林。絶好の光景だ。少数民族の若い女性の住む地域でもある。チョッと部落に寄ってみると本当に粗末な家に家畜と共生している。その中の顔は日本人と変わらなかったが、心なしか元気のない表情であった。この石林は、雲南省の省都昆明から80Km位離れたところにある。

 昆明の街は名古屋を思わせる。旧昆明は、260万人ぐらいで名古屋市よりも人口は多い。この15年位で急に大きな都市になったようだ。しかし、0米地帯の名古屋と違って約2千mの高い雲上の都市だ。広大であり、車も多く、ビルもひしめき、尚開発ラッシュだ。我々には海抜を感じさせない街だ。ここで快適にカラオケを歌うことができ楽しかった。何よりも日々が丸いテーブルを囲んで、酒を飲み、話に花を咲かせ過ごすことができた今回のツアーは楽しかった。   (南区・田中久男  09.1.7記)

このページの先頭にもどる

楽しさ広がる日中文化教室

日中文化交流

不再戦平和の活動

県連ニュース

県連活動ニュース

日中友好協会の沿革と概要

日本中国友好協会