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中国百科検定対策講座【第1回】

中国古代〜唐代史を学ぶ

 10月19日(土)に中国の古代からの歴史について学習しました。講師は鳥居達生氏。 
 参加者は7人でした。参加者同士の質疑応答が盛んで内容の理解が深まり楽しい2時間でした。その一部を紹介します。

考古学などの進展によって塗り替えられる歴史

 かつて司馬遷の『史記』に記された「殷や夏王朝」などは幻と言われましたが、近年続々と遺跡が発掘され、実証されてきました。
 黄河文明に匹敵する長江文明も認知されてきました。

 「学習会」は鳥居さんが、6Pに及ぶレジュメを元に足早に隋唐代までの歴史を概観して説明しました。
 参加者からは、最近「気候の変化が歴史(中国史)を形成した」といった出版が多く見られる。といった指摘や、秦の天下統一や万里の長城、隋の大運河など、大事業は、画期的だが、急激な変革と農民への過大な負担のため反乱が起き、短命に終わった。しかし、秦の次の漢や、隋の後の唐はそのおかげで栄え、長期政権となった。歴史を流れとしてとらえることが大切です。
 いずれにしても、富国強兵をすれば版図は広がるが、戦乱の無い長期の平和が人民の幸福と文化の交流に寄与することを実感します。

百科検定の情報を交換 

 今度受験する永井、高森さんなどは、過去問など参考資料を見せ合ったりして合格を期していました。
 
    木俣 博

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