日中文化交流

中国の旅

山西省・平和と友好の旅

懸空寺

   旅の3日目21日は朝市の散歩から始まり、いよいよ懸空寺へ。6世紀の北魏末に作られた仏教寺院で、右の写真のように岩にへばりついて桟道でつながれており、まさに絶景。足をすくませる人もいるほどでした。

応県木塔

   次に向かったのは応県木塔。ここではひどい雷雨に遭遇、しばらくバスに。やがて雨も小降りになり、見学に出発。遼の1056年に建設された最古の木塔で67m余、外部は八角五層で内部は九層の塔です。
小雨の降る中を、所々に明代の長城を見ながら太原市へ向かいました。

太原

   4日目は、太原からです。5時に起きて、ホテル「山西大酒店」近くの迎沢公園に散歩に出かけました。迎沢湖を中心に緑と楼閣の多い公園で、多くの市民が散歩やジョギングをしていました。

 太原抗戦記念館
 台駘山は、「易守難攻」(守るのは容易で、攻めるのは困難)の地で「一貫して必争の地」として要塞が築かれました。近代に入り、地方軍閥の閻錫山が山西省を治め1912〜37年要塞の拡充建設、日本軍が占領した1938〜45年拡大修繕工事、再び閻錫山が反共反人民の砦として46〜48年日本兵3000余名を使い拡大工事を行いました。
 2015年に国防公園、台骀山抗戦記念館として公開され、現在では愛国教育施設になっています。地下壕址には抗日戦争と従軍慰安婦についての資料が展示され、日本軍の行った残虐非道な事実が冷静に分かりやすく説明されていました。今なすべきことは、戦争の真の姿を人々に知らせるために、ここで学んだことを語り続けることだと痛感しました。

東湖酢園
 酢園では山西省の名産、黒酢の製造過程・効能・製品等の見学をしました。長春にいた頃、ミーシェンなどの麺類にはいつも黒酢をかけていたことを思い出しました。

山西博物院

   昼食後は山西博物院を見学しました。
 「文明の揺りかご」「夏商蹤跡」「晋国覇業」「民族の溶鉱炉」「仏風遺韻」「伝統演劇の故郷」「明清晋商」など7つのテーマに別れ、すばらしい展示品に、山西省3000年の歴史を感じました。一日いても見切れないほどの博物館です。

平遥古城内の民居ホテルで 誕生祝い

    洪善駅賓館  誕生祝い
 電動カートで平遥古城内へ。古い建物を改造したホテル洪善駅賓館はとても趣のある宿でした。そこで池住先生と西浦先生の誕生祝い、二人のケーキカットに続いて、ハッピーバースデイをみんなで歌い祝福。夕食は名物「碗脱」。

平遥古城は2800年の歴史

   平遥古城がはじめて築かれたのは周の宣王時代ですから、2800年もの歴史を刻んでいます。明、清時代には軍事防御の必要から25回の改修が行われ、周囲6キロ余の城壁に囲まれた現在の形にました。そして山西商人の票号(銀行の前身)などで街は繁栄しましたが、中華民国時代に没落し街の改修費用もままならなかったために古いまま残ったのだと言われています。
 
 双林寺

 5日目は世界遺産の双林寺へ。北魏の初頭に創建された双林寺は牆城に囲まれ、宋、元、明代の彩色塑像が2,056体もあり、彩色塑像の東方の宝庫と称えられています。2014年私が初めて見学に行ったときは柵も少なく、千手観音を間近で見たときの感動はいまだに忘れられません。

平遥古城へ戻る

   現地の人々が亀城と呼ぶ平遥古城に戻り、亀の尾に当たる北門の城壁に昇りました。雄大な城壁と、そこから一望する城内の美しさに心を奪われました。城壁からは徒歩で、孔子を祭った文廟、県署の見学。県署は政府と裁判所をかねており、以前にはここで裁判劇を観ました。悪徳商人を役人が怒鳴りつけ、拷問まがいの道具で痛めつけ、最後には公正に裁かれるという漫画のような劇でした。

日昇昌(最初の銀行)

   ここで、疲れた人はホテルで休憩し、日昇昌の見学は元気な人だけが歩いていくことになりました。
票号とは為替業務を行う銀行のようなもので、「日昇昌の経理であった雷履泰が全国の要地に支店を設けて送金為替の業務を開始したのが始まり」です。決済は銀で行われたので、実際に銀を運ばなければならず、各「票号」は武術家を用心棒に雇って送金を行っており、今も使用された当時の武器が展示されています。
 4年前のことですが、展示物の銃を構えた女子大生が「日本鬼子(リーペンクイズ)」と怒声を上げたのに驚き、日本政府が中国侵略を全面的に反省していないことの非を痛感しました。

清装束の行列

   歩き疲れた私はホテル近くの喫茶店に入り、ゆったりとコーヒーを飲みました。一杯30元と少々高いのですが、静かな古民家で飲むコーヒーに元気を取り戻し、再び明清街へ出かけました。市楼には、ちょうど県署の劇の出演者による清代の行列がありました。

このページの先頭にもどる

楽しさ広がる日中文化教室

日中文化交流

不再戦平和の活動

県連活動ニュース

日中友好協会の沿革と概要

協会の公式見解