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干支の「酉」にちなんで
空想上の鳥
古代の中国人は、さまざまな怪獣奇鳥を生み出していました。
例えば、鴜鼠(しそ)は鶏に似ているが、鼠のような尾がつき、数斯(すうし)はトビに似て脚は人間の足、顔は人間にそっくり。この鳥を食べると首にこぶができる。
瞿如(くじょ)は鴨に似ているが、脚は三本、首は三つあり、人間の顔をしている。
鳳凰は日本人にも有名ですが、体の前は麟、後ろは鹿、首は蛇、背は亀、顎は燕、くちばしは鶏に似るとされ、聖徳の天子の兆しとして出現されるとされていますが、鳧徑(ふけい)は姿がオンドリだが、顔は人間そっくりで、この鳥が出現すると戦争が起きると言われて恐れられました。
二〇一七年には、どんな鳥が出現するのでしょうか?
名古屋学院大学名誉教授・県連理事
西脇隆夫