日中文化交流

交流

2013 新春の集い 若者参加で盛り上がる

多彩な文化交流 歌や踊りに手拍子も

 日中愛知県連の「2013年 新春の集い」が3日午後、名古屋・本山の生協文化会館ホールで開かれました。

来賓に駐名古屋中国総領事館から友好担当の若い曾理華領事アタッシェらを迎え、留学生ら在住中国人も交えて75人が参加。日中両国の歌や楽器演奏、踊りや全員合唱と、草の根の友好・交流を深めました。

 

和やかな雰囲気

「すごく盛り上がって楽しかった。来年も参加したいです」(名城大留学生の許燕如さん)、「初めての参加ですが、内容の濃い文化交流に触れてよかった」(30代の小嶌俊志さん)

――プログラムが終了し席を立つ人々のざわめきのなか、中国と日本の若者がそれぞれ心に刻んだ印象をこう語りました。

会場のステージには、うす桃色の地に日中を象徴する獅子舞と昇り龍のカットを左右にあしらって「日中友好 新春の集い 日中友好協会愛知県連合会」と濃紺の隷書も軽快なポスター(靄山=木俣博さん揮毫)が来場者の目を引きつけました。

 「集い」は、「第1部 祝宴」、「第2部 文化交流」とも木俣博常任理事と若い中国人女性の任玲さんが司会を務め、和やかな雰囲気の中でプログラムがすすめられました。

会長が決意表明

「第1部 祝宴」では、石川賢作会長があいさつ。昨年の活動で大府強制連行問題など地道に歩んできたことを振り返り、「新年は大府問題で新たな前進を切り開くため、お手元のチラシでお誘いしている『被害者を支援する3・3集会』をぜひとも成功させ、秋の北京風雷京劇団公演を満席にする意気込みでとりくみたい」と語りました。

 曾領事アタッシェは「日中愛知県連合会が『不再戦・平和』の旗 を掲げて活動されていることに敬意を表するとともに、直面する困難を乗り越え 新年も友好・交流をいっそう深めましょう」と呼びかけました。

 来賓ではほかに、名古屋市長選を目前にして「革新市政の会」の見崎徳弘・総務代表世話人、日本共産党愛知県委員会のもとむら伸子常任委員、同党名古屋市議団のわしの恵子団長、愛知県労働組合総連合の田中知通副議長、ノーモア南京名古屋の会の平山良平代表らがそれぞれ連帯のあいさつを行いました。

出し物たっぷり

 実行委員長の鳥居達生副会長の音頭で乾杯した「第2部 文化交流」は、五つ用意したテーブルが足りなくなり急きょ二つふやして歓談に移りました。

 おなじみ民族舞踊の「かすりの会」からは10人の出演で「花笠音頭」「津軽よされ節」などの踊りが次つぎと。どんじりの「黒石よされ節」では会場の掛け声、手拍子に合わせて踊り子全員がフロアで踊り、デジカメを向ける人もあちこちに見られ大いに盛り上がりました。

 豊田から初出演の武小梅さんが「荷塘月色」とテレサ・テンの「時の流れに身をまかせ」を若々しい歌声で披露。また、3年連続ゲスト出演の王莉莎さん=名古屋中国語学院講師=は「愛燦燦」と「但願人長久」の2曲を熱唱、「集い」では定番となった美声に盛んな拍手が送られました。

 昨年につづいて名大院留学生の褚成文さんが横笛で「姑蘇行」を独奏、哀愁を帯びた笛の音に会場は静まり返って聴き入りました。

 

 

 

沖縄三線も登場

 飛び入りのスピーチで、豊田の「華豊の友」の任利民会長が「中日友好に他の方法はなく、草の根交流をつづけるのみ」と説き、「植林活動でアイシン精機も加わり、内モンゴルの砂漠で緑化10年計画をスタートさせます」と新年の抱負を語りました。

 初出演した沖縄三線の浜盛重則さんは、「島唄」などを演奏し、「カチャーシー」ではテーブルに着いていた「かすりの会」の人たちも立ち上がって一緒に踊るなど、手拍子、足拍子とともに会場は熱っぽい雰囲気につつまれました。

 留学生ら中国人も交えて有志が前に並び、参加者全員で「故郷」「北国の春」を元気いっぱい合唱、温かい拍手がつづきました。

 結びに冨田好弘理事長があいさつし、「集い」を成功させた全ての参加者に心からの感謝を述べ、大きな拍手の中で閉会しました。

このページの先頭にもどる

楽しさ広がる日中文化教室

日中文化交流

不再戦平和の活動

県連ニュース

県連活動ニュース

日中友好協会の沿革と概要

日本中国友好協会