− 中国の旅
2012 夏期語学留学
回を重ねて増える友人の輪
2009年から始まった、北京第二外国語大学(二外)の夏期短期留学は今年も7月31日から8月29日まで、東京、大阪、岐阜からの参加者を合わせて10人で行ってきました。
参加者は4年連続の参加をはじめ3年、2年、初めてとさまざまでしたが、NHKのラジオやテレビ講座で学習していたり、中国語教室へ通ったり、中国人の先生に個人レッスンを受けていたりと、多彩な顔ぶれでした。
授業は一昨年世話になった顔なじみの2人の女性の先生が受け持ってくれました。1人は年配の、いま1人はまだ若い人です。
授業は全て中国語
聴くこと、話すこと、読むこと、の3点を中心に進められました。
何しろ授業はすべて中国語で進められますから、最初はパニックに陥る人もいましたが、そこを承知の先生の授業内容がよかったのと、本人の努力の結果が時間の経過とともにあらわれ、少しずつ理解が深まっていきました。
詳しい内容は次号からの座談会でお伝えします。
ここでは今回の留学のいろんな経験を紹介したいと思います。
語学留学ですから教室で先生から中国語を学ぶことが中心ですが、実はほかにもこの留学で新たな展開があったのです。
すでにエピソードでも報告しましたがー中国の按摩医院に何人かがお世話になったこと、日本でも多くの人が利用しているのでしょう、とても人気がありました。
京都外国語大のみなさんと
外国人と肩を並べ
留学生の中には碁の愛好者がいて碁会所を探し当てて手合わせに何度も行きました。また昨年知り合った地域の知人を訪ねたり、校内で朝早くから行っている太極拳のグループとなかよくなったりして友好を深めました
この交流はすべて中国語で会話するわけですから、まさに生きた中国語の勉強でした。
個人学習では、愛知学泉大に留学していた学生を中心に個人レッスンをしてくれました。これも語学の勉強と合わせて中国の若者との交流ができた貴重な経験でした。
私たちの留学とほぼ同じ期間、京都外国語大学の学生たちも来ていて、仲よくしてくれました、一緒に食事をするなど交流を深めました。
8月の1カ月の短期留学以後、9月の1カ月留学も経験しました。中国学部国際留学生1年生のクラスで世界各地から来ている学生たちと中国語の勉強です。とても貴重な体験でしたが、これはまた別の機会に報告させていただきます。
北京二外キャンパスの庭園
解放軍医院を訪問
もう一つの貴重な経験は、中国人民解放軍総合病院第一医院(304医院)へ表敬訪問したことです。これはすでにエピソードで報告しました。
私たちの今回の短期留学は二外の素晴らしい環境の中、何事もなく楽しく学んできましたし、たくさんの中国の友人たちが私たちの学習を支えてくれました。とくに日本語学部の学生たちはみな日本が大好きです、今すぐにでも日本に行きたいと話します。
毎年の留学を重ねるごとにたくさんの友人が増えていきます。その中の何人かはすでに日本に来て勉強をしています。中国語の勉強を通じて中国の若者たちと交流の輪が日本と中国で広がっています。この貴重な関係を大切にして短期留学を続けたいと思います。
来年2013年の夏季留学は3月ごろから募集を始めます。楽しい二外の夏期短期留学にぜひたくさんの方々の参加を願っています。 愛知県連 溝口郷史
校内で早朝の太極拳交流