− 中国短期留学
紙上座談会 北京二外・夏季留学に参加して(2)
先生の熱意が直に
――授業や先生から学んだことを一言ずつ
D 出発前に「中国語で中国語の授業を受ける」と聞いていたので、私の中国語のレベルで理解できるか心配でした。 ところが、先生がゆっくり話してくださるので、100パーセント理解できて満足でした。私たちにしっかり伝えようとする気持ちがよく汲み取れました。来年も同じ先生だといいな、と…。
F 日本語ができない先生ですべて中国語でしたが、指示も説明もやさしい単語や言いまわしを使い、誰でも納得いく分かりやすい指導でした。やはり、このように「中国語で中国語を学ぶ」ということは大切だと思いました。
A 発音を一人ひとり直していただき、中国語の発音の大切さがよく分かりました。
G 受講者には高齢の方もみえ、その学ぼうという意欲はすばらしいものだと感銘を受けるとともに、励みにもなりました。
反復練習の大切さ
J 先生は一所懸命に教えてくださり、授業はみんなが積極的に手を挙げすすんで音読や会話練習にとりくみ、毎日が充実した時間でした。
E 先生が中国語で分かりやすく教えていただき、とくに発音(四声)が難しいのでよく教えていただいて非常に勉強になりました。
I 反復練習の大切さ。頭での理解以上に、口が自然に動くまで言い慣れることの大切さ、「多聴、多説、多練習!」。
H 私は自分が教師という仕事をしていることもあって、教え方について注目しました。何度もくり返し言うこと、黒板を上手に使うこと、です。
個人レッスン充実で
――課外の交流はいかがでしたか。
D 午後は日本語学科の学生に個人レッスンをお願いしました。王府井へ一緒に行ってもらったり、高速鉄道の切符の予約を手伝ってもらったり、私は一人で帰国したので空港まで送ってもらいました。
I 個人レッスンの学生さんからは、発音だけでなく、生活場面での実践的な対応法とか、中国生活を親身になってサポートしてくださいました。日本語を理解されていたので感じ方の日中の微妙な差異も伝えていただけました。
C 個人レッスンで、現在の学生の状況、気質や志向を知ることができて、貴重でした。学生たちとの会話交流では、日本語学科生が多く、その達者で流暢な日本語、語彙の豊富さに驚かされました。彼らの日本語学習熱に逆に学ぶところが多かったですね。
F 日本語学科の学生との交流会では、彼らとのおしゃべりからナマの中国事情の理解を深めることができたし、中国で戸惑ったり分からなくて困っていることを気軽に相談もでき、教えてもらえて助かりました
楽しかった交流会
G 個人レッスンは受けなかったので知り合いの学生さんはいませんでしたが、交流会でいろいろ話す機会が持てたことはよかったです。
J 留学参加者はいろいろな方が来ていて面白かった。学生たちとの交流を通じて中国の学生の出自や考え方など知ることができたのもよかった。
H Tさんご夫妻と盧溝橋に行けて、ゆっくり見学できたのでとても楽しかった。歓迎会、送別会などの交流会に何度も参加できたのも楽しい思い出です。
E 個人レッスンは3年生でしたが、日本語が上手なのに感心しました。みなさんとともに近所に買い物に行ったり、食事をしたり、ある日はお茶を飲みながら中国語でお話ができたのもよかったです。
A 観光地やスーパーなどでも普通の人びとと言葉を交わして、分からないながらもとても楽しかったです。また、グループの方たちとも一緒にあちこち出歩き、良い方ばかりで、これからも連絡をとりたいと思っています。
(つづく)