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満喫した中ロ国境を訪ねる旅  旅行団長 冨田好弘

満喫した中ロ国境を訪ねる旅  旅行団長 冨田好弘

 9月22日から8日間、長春、ハルピン、黒河、チチハルを11名で訪ねました。この旅では中ロ国境における日本侵略の足跡、関東軍の戦争遺跡、満蒙開拓団関係遺跡、今も残る旧日本軍の毒ガス問題などの実態をこの目で確かめ、交流してくる事でした。同時に国境の街の風景、自然環境にも興味をもって望みました。
 
 長い列車と飛行機に乗っての移動は、広大な旧満州の想像を絶する体験でした。国境の街、黒河へ行く列車の外には霜柱、氷がはっており、すっかり紅葉した平原と山々が見渡す限りに広がっていました。毎日天気に恵まれて朝日、夕日を楽しみ、寒い中での黒龍江遊覧ではロシアの人々の動きが見え、活発な経済活動の一端を見ることができました。  
 
 満蒙開拓団員総数27万人の内、最北端の地の南ヨウ地村の開拓団本部のあった所には今も当時の家、門柱、神社の跡などがそのまま残っており、村人が20数人集り思いがけない「交流」となりました。国境の北門要塞、勝山要塞、孫呉航空隊の基地跡などの見学はしっかり時間をとり侵略戦争の実相を見聞しました。 731部隊の見学、毒ガス被害者の証言と交流、特にチチハル大学の5名の日本語科の学生との交流、その街々での観光と自由市場での買い物は充分旅行の目的を満すものとなりました。

 また、この旅行に満州国研究者の鈴木隆史さん、満蒙開拓団引き上げ体験者の関良雄さんの参加は、豊かな見識を深める機会となり、お礼を申しあげます。

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