県連活動ニュース

県連・支部だより

2016 新春の集い

充実・多彩な文化交流を満喫

   県連の「2016新春の集い」が2月21日、名古屋・本山のあいち生協文化会館4階ホールで開かれました。駐名古屋中国総領事館の趙紅霞領事らを来賓に迎え、在住中国人も交えて80人余が参加。日中両国の楽器演奏や踊り、全員合唱と、草の根の友好・交流を深めました。

  雰囲気和やかに
 ステージに掲げられた隷書も鮮やかな「日中友好 2016新春の集い 日中友好協会愛知県連合会」の吊り看板(靄山=木俣博さん揮毫)。文字のバックにちりばめられた、きりえの6匹のサル(桜井久美子さん作)が愛敬をふりまくように来場者を歓迎しました。
 「第一部 あいさつ・乾杯」「第二部 日中文化交流」を通して愛大生の新美朱理さんと名城大院生の張鴻鵬さんの“日中コンビ”で司会を務め、和やかな雰囲気のうちにプログラムがすすめられました。新美さんは北京第二外国語学院の留学から帰ってきた1年前、インターネットで県連を見つけ「集い」に駆けつけたという積極的な若者です。

運動励ます動き

   あいさつに立った石川賢作会長は、前日の社民党大会に日本共産党が史上初めて招かれ志位委員長があいさつしたことに触れ、「昨年来の『戦争法反対』『野党は共同』の全国的なたたかいの波が後押しし、野党5党首が国政での選挙協力で合意したことは、『不再戦・平和』を追求している私たち日中友好運動の前途に希望をもたらす画期的な動きだ」と強調。「新年は『民族とは何か』、民族問題を学習し、5月の中国東北地方旅行を成功させるなど実りある一年にしてゆきたい」と語りました。

経済・文化・民間交流をさらに広く

  趙紅霞領事は、1月に開催された第10回中国名古屋春節祭が12万人の参加で大きく成功したことと、県連が物販・情報ブースで書籍やパンフを販売し「日中友好新聞」と同県連版を普及した活動を挙げ、「日中関係は不安定な要素もあるが、経済・文化・民間交流をさらに広く推し進めるなら困難を乗り越えることができます」と説き、「愛知県連合会のご発展と皆様のご健勝を祈念いたします」と結んで友好・連帯の拍手を呼びました。

12年ぶりに愛知県議団を復活

   昨春のいっせい地方選挙で12年ぶりに愛知県議団を復活させ、名古屋市議選で過去最高の12議席となったことに謝意を表明した日本共産党愛知県委員会の鷲野恵子県議団長は、「目前の予算議会
で12年ぶりに日本共産党として質問に立ち、切実な県民要求が一つでも実現できるよう頑張ります」と決意を語り、激励の拍手に包まれました。

『悪魔の飽食』

   愛知県平和委員会の高橋信理事長は、「日中関係では両国間で交わされた『四つの文書』が基本だが、日本国憲法が原点。壊憲へ暴走する自公政権を打倒するために『安倍首相よ、さようなら』の世論をもっと広げていこう」と訴えました。また、「日本軍731部隊の悪行を告発した『悪魔の飽食』合唱組曲の国内縦断公演が数十都市で行われ、中国や韓国、ロシアでも公演されているのに、なぜ名古屋でやられないのかと思っている」と問題提起し、会場も共感の拍手で応えました。
  ★「悪魔の飽食」合唱組曲(原詞・ 森村誠一氏、作曲&指揮・池辺晋一 郎氏)は、731部    隊の戦争犯罪を 告発し、実験材料(マルタ)として 殺された中国人たちを追悼しつつ、    永遠の平和を祈る合唱組曲。

多彩に文化交流

   用意された八つのテーブルは満席となり、司会者が参加団体と参加者を紹介。愛知華僑総会の丁秀山会長が立って手を振り、歓迎の拍手がつづきました。森谷光夫副会長の音頭で「乾杯!」、「第2部 文化交流」でしばしの歓談に。
 「中国茶館」コーナーには客人が引きも切らず、姜力さんの説明を聞きながら淹れてもらったお茶を楽しんでいました。
 おなじみの二胡演奏は趙唯壹さんと初出演の和太鼓の浅野聡太さんのデュエットで「春の海」「塞馬」「千本桜」とつづき「豫郷行」が二胡で独奏されました。
 民族舞踊の「かすりの会」からは総勢12人の出演で、「大黒舞」「津軽あいや節」「相馬盆踊り唄」などの踊り。デジカメに収める人も見られ大いに盛り上がりました。
 文化交流はフロアからのスピーチを挟み、豊田の「華豊の友」の任利民会長は「安倍暴走政権に抗して奮闘されている日本のみなさんに連帯感を覚えています。中日友好のために内モンゴルの砂漠で緑化10年計画にとりくみ、植林活動も4年になりました」と語り、盛んな拍手が送られました。
  沖縄三線も演奏
 沖縄三線の浜盛重則さんは「花」「安里屋ユンタ」などを演奏し、「マミトーマ」では「かすりの会」と競演、手拍子とともに会場は熱っぽい雰囲気に。シルクロードの11人による太極拳の表演は、ステージの前にスペースをとって「簡化二十四式」「養生扇」「剣三十二式」を披露、温かい拍手を呼び起こしました。
 張鴻鵬さんが「北国の春」の中国語バージョンを独唱し、参加者全員で「北国の春」と「沖縄を返せ」を元気よく合唱しました。
 鳥居達生副会長が閉会のあいさつをし、「集い」を成功させた全ての参加者に心からの感謝を述べ、拍手の中で結びとなりました。会場で日中友好協会の会員が1人と準会員が2人ふえました。
 初出演した浅野聡太さん(愛知学院大2年生)は「趙唯壹さんの二胡と和太鼓でぼくらなりに日中友好を願ってきましたが、きょうは日々それを追求して活動している皆さんの前で演奏することができ、つよく響くものを感じました」と思いを語ってくれました。

初めて司会を担当

 2016年の新春の集いは僭越ながら司会として参加させていただきました。これまでこのような大きな場での司会の経験は無く、とても緊張しましたが、会場の皆さまに暖かく見守っていただき最後までやり遂げることができました。ありがとうございました。また素晴らしい音楽や踊りで楽しませていただいたり、皆さまのお話から、また改めて中国と日本の関係についても考えることができた良い機会でした。                   新美朱理

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