− 県連・支部だより
稲沢支部でDVD『証言』の上映会
―戦争法の廃止ー
10月25日(日)稲沢市民会館で、DVD『証言』上映会が12人の参加で行われました。
『侵略戦争』では、「侵略され殺される側の気持ちが理解できて初めて自分の犯した罪に気づく。日の丸の旗の下で行われた非道なことが今も中国では語り継がれており、上官の命令でやむをえずやったでは許されない責任がある」との言葉が胸を打ちました。
『中国人強制連行』では、東条内閣によって強制連行された人達が、家族と引き裂かれ過酷な労働と虐待を受けた体験を証言とし、「決して忘れられない」と語りました。
その後、参加者による話し合いが行われました。
Iさんは、マレーシア旅行で日本軍による中国系住民の虐殺の聞き取りをする中で、現地記者から「あなたは日本人としてどう思うか」と聞かれた体験を話しました。
Tさんは、善良な人が多いが状況が変われば3カ月で人は変わる、20歳前後の若者はアベのやっていることを悪いと思っていない人も多いし、日本が米国と戦争したことを知らない若者もいる、マスコミが中国の本当の姿を報道していない問題を指摘し、5年前ハルビンの食堂で日本人だと分かり怒りも露わに日本軍から受けた祖父母の苦しみを訴えられた体験を語り、戦争を語り継ぐ大切さを訴えました。
Aさんは、中国が南沙諸島でしていることなどが友好の妨げになっていると話しました。
Nさんは戦争の真実が書かれていない教科書の問題を指摘しました。
Sさんは、奉安殿のこと8月15日のことなど戦争体験を語り、現在の若者のデモなどに対してインターネットでなされる誹謗中傷への危惧を訴えました。
Kさんは、調べれば本当のことがわかるようになるし、わかった若者は行動するようになっていると強調しました。
その他にも多くの意見が出され、稲沢で戦争法廃止の運動を大きくしていくことの大切さが訴えられました。
家田 修