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県連・支部だより

愛知・学習と交流のつどい開く

第60回全国大会の成功へ心一つ

 協会県連は3月26日午後、愛知民主会館に矢崎光晴・本部事務局長を迎えて学習と交流のつどいを開き、25人が参加。矢崎氏の講演で冊子『日中友好運動のあゆみ』のエッセンスを学ぶとともに、6月に予定されている第60回全国大会(4、5の両日、豊橋市内)の開催地元の重責を果たそうと決意を新たにしました。

 「つどい」は、溝口郷史副理事長と桜井久美子常任理事が司会を務め「ざっくばらんに意見を交わして実りある会議にしましょう」と開会。初めに石川賢作会長が「昨年にひきつづき充実した活動を前進させて全国大会の成功へ貢献していこう」とあいさつ、第1部の学習会に移りました

東北に連帯し

 講師の矢崎光晴事務局長は、冒頭「過日の東日本大震災で東北3県の会員にも被災者を出し、岩手、宮城、福島の県連や支部は大変な状況にありますが、役員が先頭に立って被災者救援と組織の再建へ奮闘されており、本部としても救援募金など可能な限りの支援をつよめ3県の仲間と連帯して頑張っていきたい」と決意を表明。

 講義は、レジュメで用意した日中友好協会創立60周年記念出版の『日中友好運動のあゆみ』のポイントにそって進行。まず「戦前の反戦平和運動と日中友好」で、小林多喜二の訃報を聞いた魯迅から「日本と支那との大衆はもとより兄弟である。…」の文言で始まる弔電が寄せられた歴史の一こまを挙げ、「協会は戦前のこうした日中連帯の精神を引き継いで生まれ、60年の歩みを印してきたことを誇りにしている」と強調しました。  

不屈の闘争で

 戦後では、遺骨送還運動や超党派の日中国交回復3000万署名運動で協会が中心的な役割を果たしたこと、アメリカと結んだ日本政府の中国敵視政策との粘りづよいたたかいで1972年、ついに日中国交回復をかちとった国民的なたたかいについて解明。

 90年代半ばの「文化大革命」の時期、中国側の大国主義干渉とたたかって日本国民の自主的な運動として困難を乗り越えてきた歴史を振り返り、「この闘争では、愛知県連は石川会長や故大橋満男副会長らが身を以て最前線で不撓不屈の精神を示し、協会の60年史に刻印される貴重な足跡を残された」とその意義を浮き彫りにしました。  

先進的な活動

 矢崎氏は、99年の中国国際交流協会との関係樹立、中日友好協会との関係正常化を機に交流が発展している状況を紹介。

 この間、文化活動でも2008年秋の北京風雷京劇団公演で全国的な成功に貢献したのをはじめ、「あいち戦争展」での中国吉林省との交流の発展、大府中国人強制連行・強制労働問題のとりくみなど愛知県連の先進的な活動を挙げ、「6月の第60回全国大会は豊橋で開催の運びであり、全国、そして東北3県の仲間を励ますためにも組織拡大―仲間づくりでいっそうの前進を」とさらなる奮起を訴え、参加者は大きな拍手で応えました。
<2011.4.25>

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