日中文化交流

中国の旅

紙上座談会 日中愛知の旅「武漢&南京」に参加して(上)

 既報のように日中愛知の旅「武漢&南京」(3月24日〜29日)は27人の参加で成功させることができました。この旅で見聞したことや心に刻んだあれこれを、有志による紙上座談会で語り合ってもらいました。

  二胡と歌で歓迎

【武漢訪問編】

 ――今回の旅行では2つの省の省都を訪ねましたので、まず湖北省武漢市からいきましょうか。

A 武漢大学を訪ねての交流会ですが、日本語学科の学生さんたちだけにとても真剣で、全体的にまじめで日本についての向学心に燃えていて、〈こうした人たちが社会で責任ある立場に立つころには、もっと変わるな〉と思いました。

 B 武漢大学では学生たちの二胡の演奏で歓迎されたのが印象的でした。交流の中で南京大虐殺や中国侵略について問われ、鳥居達生団長が 不再戦平和友好の立場から見解を述べて、心が通ったように感じました。

 C 学生さんたちの日本語がとても上手で、お互いの意思疎通が無事にできてよかったですね。

 D 少人数グループに分かれて話すことになりましたが、会場の音響のせいか聞き取りづらく、話しづらい環境だったのが気になりました。

 E 合唱練習中の学生たちが歓待してくれて、感激でした。大学構内を歩きましたが、かなり広いキャンパスですよね。

  話がはずむ交流

 ――学生たちとの交流ではどんな話ができましたか。

 F 私たちのグループでは「南京大虐殺」を否定した河村たかし名古屋市長のあの発言のことや、日本の大河ドラマの「江」や「平清盛」についても話が出ました。

 G 日本で通訳の仕事をしたいという学生がいました。名刺を渡して「日本に来ることがあったら家に泊めてあげるから」と話すと、「行きたい」と。

 C 女子学生から、「日本の主婦の生活は?」と尋ねられたり、子どもが4人いることをうらやましがられたりもしました。

 B グループに分かれての討論では、5人の学生のうち3人が日本のアニメから日本に興味を持ったということでした。日本に留学希望が2人で、日本語は中学1年から習っていて会話には不自由しないようです。

 短い時間の交流で、今後につながるメールアドレス交換などができなかったのが残念です。

 E 学生たちの間での日本の人気小説は東野圭吾(中文版)とのことで、中国でも流行っている。日本の若者にも人気があるのかと問いかけてきたので、いま流行っていると答えました。なぜ日本語に興味を持ったのかを尋ねると、「日本のアニメが好きだったから日本語を学ぶきっかけになった」と、異口同音に答えていました。

 D 日本語の流暢な4年生と院生でしたが、日本のことにも詳しく、同世代の日本の学生と少しも変わるところがなく、〈時代は進んでいる…〉と思わせてくれました。留学、インターネット、日本企業の進出などなど接する機会が多ければ多いだけ相互理解が深まるのではないでしょうか。

 A 日本の食べ物や主要都市のこと、観光地などの話で盛り上がりました。

 B 武漢をどう思うかと聞かれ、大都市は個人的には好きではないが、観光地や公共施設でトイレが奇麗になったこと、建設ラッシュが続いていて交通渋滞が多く公共交通が不足していること、中国はもはや先進国になっているからCOP17など環境基準を守ってほしいことなどを話しました。

  社区の書記に「きりえ」を贈る

 ――茶市場や社区(ショーチュイ=コミュニティ)、地域を訪ねての交流はどうでしたか。

 F 武漢の旅を設定するのに尽力いただいた欧陽さんのカメラマンである友人と交流でき、中国のマンション事情と内装の仕事の盛況ぶりを話してくださいました。居住地訪問では、生活の格差を目の当たりにした感じで、招待宴の一人分の食事代で1カ月暮らしている人がいることに驚きました。

 C 通訳が少なかったため、中国語が分からない私はもっぱら横で聞いていました。翌日の居住地訪問では住まいの中を見せてくれて、日本では知らない人を招き入れるなど考えられないので、驚きました。また、街中で憩っている人々と交流できたのがとてもよかった。

 G 私も同じ思いで、家の中まで入れてくれました。貸本屋さんのようで男性2人で住んでいるようでしたが、さっぱりと整理ができているのに感心しました。それから公園のような所で太極拳をしている人たちと私も後ろの方で同じようにやっていたら片言ですがとてもやさしく仲間に入れてくれて嬉しい思いでした。

 A 集賢里社区の書記兼主任の方と話したのですが、任務は社区の管理、サービスから党務管理、社会保障・救助に至るとても幅広いもので、全力を注いでいるという印象を受けました。こうした人たちが地域を支えていることを改めて認識して…。

 D 社区は都市の再開発の試みとしておもしろいと思いました。

 E 案内された地域は街並みが奇麗に整備されていて、〈平均的な生活なのかなぁ〉って思ったのも事実です。

 B 武漢の街全体の印象になりますが、車社会と経済成長優先で都市計画が後手になっていると思います。夜にはあちこちで中高年の女性たちが、太極拳ではなく現代のダンスを数十人でやっていて、女性パワーはここでもエネルギッシュでした。

(以下次号に続く)

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