![]()
− 県連・支部だより
稲沢支部講演会
講演『中国における現在の経済諸相』
11月15日午後、稲沢総合文化センターで支部顧問塚本隆敏中京大学名誉教授による講演「中国における現在の経済諸相」が行われ、26名が参加しました。講演の概要は以下の通りです。
中国は �〔明僂�日本の26倍。��漢族が全人口の95%を占め、55の少数民族が約6000万人で、考え方は多種多様。��上海と貴州の地域格差は公式13倍だが実態は20倍ほど。�つ廠躬圓亘無�、上海、天津、重慶の4つ。天津は北京のベッドタウンだ。�コ慇犬論�治にあまり興味がない。
世界の工場 ロンドンのスーパーの雑貨は全て「メイドインチャイナ」。日本の衣類は90年代に中国に生産が移動。日本の厳しい品質管理に堪える仕事熱心で器用な女性が多く、中国はものづくりができる国だ。
中国経済は外需型から 内需型への転換期
2007年頃より世界の工場から世界の市場へと変化。中国は成長率が漸減しているが、内需型進行中で6・5%というのは極めて高く、米国を抜く可能性が高い。
衣食住 衣服は多様で豊富。食料生産は年約5億トン超で、小麦を輸出し、トウモロコシを輸入。都市は集合住宅、農村は戸建てレンガ造り。
工業分野 国有企業100社で80%超の株式保有、大半は中小零細で約5500万社。1973年より社会主義市場経済で国がコントロール。労働者は労働契約制で、公務員は長期雇用。男女平等だが、女性は出張等を嫌い、賃金は男女10対9。労働争議は多数存在。国有企業の経営責任者は国家等上部の任命が基本で、本当によく働く。貧富の格差は拡大。
農業分野 1980年人民公社は解体され、土地は集団所有だが処分権もあり各人に分配。農業経営の能力に応じて格差が出る。内陸部の農民は出稼ぎ労働者=農民工になり約2・7億人。建設現場や国有企業の現場労働者は女性も多い。子どもの世話は田舎の祖父母。農業の担い手は減少、生産請負制でグループの機械化も進行。
ジニ係数は0・4〜0・5と警戒ラインに近く、経済格差は拡大傾向だ。エンゲル係数は、日本は年収600万以下で24%、中国都市部は収入1万元前後で約30%、農村は50%前後だ。国防・宇宙産業は秘密だが、ヒト・モノ・カネ・情報が豊富。大気汚染は深刻で原因は石炭だ。
その後多くの質問が出され、戦争の危険性については「中国は戦争する意思はない」と明確な回答でした。
参加者から「中国のことが生き生きと語られ、そうかと納得した」「具体的な話が多く、本当の中国の姿がうかがえた」などの感想が寄せられ、好評でした。
家田 修




