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− 県連・支部だより
第35回県連総会議案
第35回県連総会議案
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日本中国友好協会愛知県連合会(以下県連)は、昨年10月26日、名古屋支部結成60周年、愛知県連結成50周年を祝いました。県連の活動はこの節目を越えて、新しい段階に入りました。この半世紀余、日中関係は様々な風波に耐えてきましたが、尖閣問題を契機に政治的軍事的緊張状態が続いています。現在、中国は世界第二位の経済的大国であり軍事費も年々増大しています。これに対し、安倍内閣は日本の安全保障の環境が変わったと称し、「秘密保護法」や「集団的自衛権」によって、わが国の軍国主義化を推し進めています。そして沖縄県民の総意に反し、巨大な辺野古基地の建設にこだわっています。オバマ政権の世界戦略「アジア回帰」は、北東アジアの軍事的緊張を高めるものです。
日中友好協会が進める草の根の運動や尖閣諸島の平和的解決を求める署名活動が、北東アジアの集団的平和機構(仮称)建設にプラスの影響を与えていることについて確信を持ち、不再戦・平和の運動を強化していかなければなりません。
協会が全国組織である優位性を活かし、全国の経験に学びながら新しい活動を切り開いていくことが求められています。今年3月に稲沢支部が結成されたことは、稲沢にとどまらず、県連全体を励ますものです。「愛知県連」とは、もともと「愛知県支部連合会」の意味であり、各地の支部はそれぞれ特徴ある活動をしています。常に基本に立ち返り支部活動中心の活動を目指して頑張っていきます。
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安倍内閣は、昨年7月集団的自衛権の行使容認を閣議決定し、その具体化である戦争法案の立法化を急いでいます。アメリカが行う戦争に、時の政府の判断で参戦させられることになり大変危険です。憲法九条に明白に違反しています。憲法違反をする内閣は独裁政府です。いま、多くの国民は安倍内閣の戦争する国づくり・暴走政治に反対して闘っています。日中友好協会は、今こそ日中不再戦・平和・友好の立場で、この国民的運動に参加し戦争法案を阻止しなければなりません。
3年前の2月、南京市幹部の表敬訪問に対し、河村名古屋市長は南京虐殺を否定する発言を行い、30年余り続いていた名古屋市と南京市の友好関係は断絶したままです。河村発言は日本の右傾化を助長し、尖閣諸島の領有権問題、義務教育での教科書問題、隣国の民族を蔑視・中傷するヘイトスピーチ、侵略戦争を合理化する靖国派議員、それを庶民にまで広げようとする日本会議など右翼的勢力の動きなどが目立っています。共通しているのは、侵略戦争を認めず、憲法九条を敵視していることです。
一方で、原発再稼働反対、暮らし破壊のアベノミクス反対、憲法違反の戦争法案反対!など国民の反撃も高まり、この高まりは安倍内閣を脅かさんとしています。なかでも、戦争法案の阻止は喫緊の課題です。
愛知には、約4万7千人の中国人がいます。留学生、企業で働く研修生などです。県連として実情をよく把握し、在日中国人(アジア人)と友好関係を発展させることも大事な草の根交流の一つです。
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1.不再戦・平和ー憲法違反の戦争法案を阻止しよう
(1) 昨年8月9〜12日、第23回「あいち平和のための戦争展」が、44団体の参加で名古屋市公会堂において開かれました。南京抗日戦争民間博物館から25枚の写真を提供してもらい「写真で見る南京虐殺の実相」と題して展示しました。写真展のテープカットを呉先斌館長、石川賢作県連会長他が行いました。また、中国偽満皇宮博物院の劉龍研究員を迎え「張作霖爆殺の真相」と題して講演が行われました。「大日本帝国」の旧満州に対する植民地支配の残酷さや南京大虐殺の実相をより深く理解することができたと好評でした。
今年も8月20日〜23日に開かれる戦争展に参加します。今年の愛知県連の課題は、安倍晋三が敬愛してやまない祖父・岸信介を取り上げ、岸信介が旧満州の暴虐な植民地支配で辣腕を振るったその真相を暴露することです。そのために、偽満皇宮博物院の王斌副院長に「岸信介は『満州国』で何をやったか」の講演を予定しています。戦争展への参加は県連の学習活動の一環として重視します。
(2) 昨秋、愛知県連は創立60周年を祝いました。本山の生協会館4階ホールが満席になり100名余の参加で成功しました。石川賢作会長の記念講演「今日の日中情勢打開のために」の中で、「日中友好運動が強まれば日米安保はその存在の意味を失う」の言葉は印象的でした。
日本中国友好協会第64回大会で「戦争法案」と憲法改悪を許さない特別決議が採択されました。ここでは、「戦後日本の平和な歩みを根本からくつがえす集団的自衛権の行使容認と憲法九条を破壊するすべての企てを阻止するために全力をあげる」とあります。
県連も全国の仲間と連帯してこのたたかいを強めていかなければなりません。
(3) 今年2月14日イーブル名古屋で、「河村市長『南京虐殺否定』発言を撤回させる会」(以下撤回させる会)の主催で「ジョン・ラーベ 南京のシンドラー」の上映会が行なわれました。県連もこの参加団体として宣伝や上映時の要員などで大いに協力しました。この映画は日本軍の南京虐殺からジョン・ラーベなど欧米人が国際安全区を作り中国人を救った史実が基になっています。超満員で南京虐殺の実相を市民に知らせることができました。
撤回させる会は県連も加盟する市民組織です。河村市長の南京虐殺否定発言を撤回させるために、定期的に市役所前での宣伝行動をおこない、南京との友好促進に協力しています。
(4) DVD「泥にまみれた靴で」やDVD三部作セット「証言ー侵略戦争」の上映活動をすすめます。
2.組織活動の強化
ー県連の仲間を600名に増やし日中友好運動の飛躍をー
この1年間、仲間づくりは、全体として会員88人増41人減、特別会員10人増4人減、団体会員2減 準会員24人増56人減、総合計は122人増103人減で、19人の純増となりました。退会の主な原因は死亡、高齢・病気、経済的な理由によるものです。特別な事情で、南準備支部では会員3人準会員19人の計21人の大きな減となりました。昨年夏から取り組まれた稲沢支部結成の中で会員拡大が大きく進み、全県での増勢に大きく貢献しました。
先進支部は、総会と役員会議、事務局会議を定期的に開き、多彩な行事を行い、情勢討議や学習をし、支部ニュ−スの定期発行をし、加えて、支部役員と会員の結びつきを大切にして、会費も滞納をつくらないよう分担を決め集める等「5原則」の活動がなされています。
特に以下の点に留意して活動します。
・県連および支部役員は、今日の日中間の問題をはじめ北東アジア情勢などについて学習し、現在の日中友好運動の重要な意義について意思統一を進めます。組織の拡大・強化のためには役員が団結して、支部づくりに意欲的に取り組むことが大切です。
・次期総会までに天白支部を結成し、尾北支部の再建に努力します。600名以上の県連めざして勇気をもって挑戦していきます。
・青年部の確立をめざしていきます。「新春のつどい」や「天白花見会(餃子会)」などに新たに参加した若者の要求などに応えて、在日中国人との交流も楽しく行いながら、つながりを広めます。
3.学習会と「中国百科検定」のとりくみ
(1) 今年は独自の学習会を持続的に行うことはできませんでしたが、戦争展の準備や他団体との共催などで学習会を進めてきました。毎月の常任理事会では情勢討議を通じ学習しています。
昨年、第34回県連大会の午前には、「緊迫する日中関係をどう打開するか 東北アジアの平和構築を求めて」と題して末浪靖司氏(日中友好協会全国常任理事)による講演が行われました。時局柄、多くの人の関心を集め盛況でした。
今年も県連総会の午前に「どう見る現在の中国と日中関係」と題して、講師に平井潤一氏(日中友好協会参与)を迎えて講演を行います。
(2) 「理解は絆を強くする」を合言葉に第2回中国百科検定が9月27日(日)に全国32カ所で実施されます。県連も今年、名古屋大学を会場に、受験生70人を目標に取り組みます。そのため実行委員会を組織して名古屋市内の中国と関連のある10大学を訪問したり、受験要項やパンフレットを41中国語関連施設に送ったりして宣伝と受験生確保に取り組んでいます。また、受験生向けに愛知県連独自に中国百科検定公式テキストを利用した学習講座を4回予定しています。第1回は6月27日(土)に慶應義塾大学教授の大西広氏を招いて実施しました。
多くの会員のみなさんが積極的に学習講座に参加し、受験することを強く希望します。
4.大府飛行場中国人強制連行問題の前進をめざして
愛知県連が積極的に関わっている「愛知・大府飛行場中国人強制連行被害者を支援する会」が行った活動を記します。愛知の中国人強制連行問題について、昨年、あいち戦争展でジャーナリスト尾崎吉彦氏が講演し70名参加しました。現地調査には22名、第6回追悼式典には55名参加しました。また南守夫さんを偲ぶ会に44名出席しました。
「中国人強制連行事件解決をめざす全国連絡会」への参加や他団体への働きかけなど取り組みが広がっています。しかし、支援する会の会員は微増で当面の目標の200名に届いていません。
今年、第3回支援する会の総会で、被害者・遺族との交流および岩田地崎建設との第2回交渉をすることを決めました。引き続き第7回追悼式典にとりくみます。県連として、支援する会の運動を重視し全国的運動が発展するように努力します。
5.県連版の定期発行の保障とホームページの充実
(1) 県連版は県連の機関紙として各支部や会員の活動状況をできるだけ多く掲載することに努めてきました。しかし、県連版の発行は月1回にとどまっており、今後編集体制を強化していかなければなりません。特に支部の活動が反映されるよう努めます。また、機関紙発送作業は、3人の会員に担ってもらってきました。オビ封は、ラベル印刷から直接印刷に改めるなど作業軽減のために取り組んできましたが、常任理事会も発送作業に責任を持つなどさらに改善を進めます。
(2) 今期はホームページ(HP)の改善をすすめることができませんでした。県連のHPからの問い合わせなどが多くなっており、情報発信・受信の重要な手段としてHPがますます重視される時代です。
機関紙編集・ソフトの操作やHPが作成できる人材を育てることも緊急の課題です。HP上で多くの情報を見やすくするように内容の改善を行い、定期的に内容を更新できる体制を作ります。
6.中国政府諸機関との交流の継続・発展
(1) 県連は、1999年に吉林省対外文化交流中心の王玉昆氏と「21世紀の文化交流協定」を結び、各種交流を続けてきました。特に戦争展を通じて「偽満皇宮博物院」との交流が深まりました。これは貴重な財産です。双方の世代交代を控えて交流継続のために今年が節目の年になります。最近、博物院との関係では、対日戦争勝利70周年記念の諸行事に「村瀬守保写真集」の展示や、新しく「満州国」時代の文物収集の依頼がきました。この収集は,2005年に続くものであり大きな成果を積み上げることになります。
今後とも偽満皇宮博物院とのこうした交流を維持し、戦争展への博物院からの出品・講演依頼も続けます。
(2) また中国名古屋総領事館との意思疎通もよくなりました。県連の旅行行事において現地での交流促進を総領事館へ依頼できたのはその一例です。また、解放戦線に参加した前畑信男さんにその経験の講演依頼がきています。この方向を情勢に見合うよう発展させる必要があります。また、吉林省公文書館公刊の書籍、文書など入手し、歴史研究者の協力を得て歴 史認識に役立てることは今後の課題です。
7.中国旅行と日中草の根の友好交流
中国嫌いの風潮に影響されて、今期は県連独自の旅行が実施できませんでした。各種行事が多かったこともありますが、要望をまとめて企画することが困難になっていることが背景にあります。
緑支部が企画し、県連との共催で5月10日から行われた北京・秦皇島・承徳の7日間の旅行には、20名が参加し、河北外国語職業学院と交流し、鳥居達生県連副会長(旅行団長)が日本語学部で講演しました。日中の歴史に真摯に向き合った講演内容が高く評価され、翌日、200名の他学部学生にも講演しました。また、事前に中国名古屋総領事館を訪問し趣旨説明したために、秦皇島市人民政府を表敬訪問した際“熱烈歓迎”を受けました。今年は戦後70年記念の年です。北京・抗日戦争記念館(工事中)、潘家峪惨案記念館や承徳の万人坑(3万6千人の死体が捨てられた丘)の石碑に献花し、黙祷しました。参加者全員が意義ある旅行に参加でき満足しました。また、昨年から県連として、上海財経大学の授業に参加できるようになりました。
次期は富士ツーリストと提携し、他団体との共催も視野に入れながら、各種の平和・友好の旅を企画し、県連の友好運動に寄与するように努力します。
8.中国語短期留学
北京第二外国語学院(北京第二外国語大学のことで略称「北京二外」)への夏季短期留学は7年目を迎えました。日本人留学生が激減している中で、毎年十数人が参加して続いていることは貴重な例です。北京二外関係者からも厚い信頼を得ています。全国から60歳以上の高齢者を含む希望者を集めていることは、全国的にも例のない貴重な活動として注目されています。次期の8月も多くの参加者を集め成功させます。短期留学者が各支部の中国語教室の発展のため留学の成果を生かし活躍できるようにしていきます。
北京二外との関係は、石川会長が1985 年に学生30人を研修に引率して以来30年にわたる交流ですが、会長の高齢に配慮し昨年10月に会長と溝口郷史副理事長が訪問し、今後の愛知県連と北京二外の窓口は溝口副理事長であることを伝え、学長、学部長らの快諾を得ました。
9.日中文化教室
(1) 中国語教室
中国語を学ぶことは単に語学を学ぶことにとどまらず、中国を知り、中国に興味を持ち友 好活動への誘いとなります。
県連独自の教室は、2クラスで続けられています。また、各支部での教室は豊田2クラス、ほっとブックス2クラス、緑1クラスで、講師は主に中国人留学生です。中国嫌い増加の時節柄、各教室とも参加者を広げるために苦労しています。
今後、参加者を増やすように工夫しなければなりません。
(2) 中国茶友会
毎月1回の茶友会を開催してきました。姜力(ジャン・リー)先生のもと中国茶の奥深さを味わっています。中国茶の根強いファンもあり、一昨年には6〜7人が毎回参加する盛況でしたが、昨年から3人前後と経営的にも苦しい状況が続いています。
今後、担当者を決めて問題を分析し改善する必要があります。
(3) 囲碁教室
11年2月から愛知県年金者組合と共催で月1回第3火曜に開催し、6月で60回となりました。当初は日中の会員も参加していましたが、高齢でやめました。最近では女性の愛好家も加わり毎回7〜8人が熱心に対局しています。
今後、年金者組合と共催しつつ日中の囲碁教室らしい運営が求められます。日中の担当者を決めて取り組むようにします。
10.太極拳活動のまとめと方針
(1) 昨年度のまとめ
�‘�中主催は6教室40名、同好会その他は14教室112名、計20教室152名でした。昨年に比べ体験者及び受講生が減少しています。��級位審査の定例化をはかることで、受講生の励みとします。6月8日・12月7日実施しました。�7遑渦鵝屬△い繊Γ圍腺稗複稗傳妝腺痢廚糧�行した。�ち換餤擇啌特呂梁清坊�講習会への積極的な参加を行いました。10ヶ所ほどに参加しました。�グ貽�講習会は26回開催し、のべ385名が参加しました。
今年度の方針は、�ゞ擬爾琉堕蟇娠弔鬚瓩兇靴泙后�水曜日本山教室の開設、各種団体からの講師派遣要請(レインボー水曜教室への講師派遣など)に応え受講生を増やします。�⊆�講料の一部見直し・会員の太極拳受講生への補助の見直しを行います。�A換餤擇啌特呂梁清坊�講習会へ積極的に参加します。�づ豎ぅ屮蹈奪�合宿(今年は愛知が担当)を成功させます。�セ愼外�の役割はとくに重要で、日中友好協会の運動に対する理解を深め、協会全体の太極拳普及のため技術向上に心がけます。多くの指導員の育成に取り組みます。
日中主催の太極拳教室や同好会での受講生を増やし、それぞれのところが安定的な運営ができることをめざします。
11.きりえ
「愛知きりえの会」は昨年10月15〜19日、名古屋市博物館で第38回愛知きりえ展を開催しました。21名が56点を出品、同時に第46回全国きりえコンクール上位入賞作品も展示し、910名が鑑賞しました。今年4月に行われた第47回全国きりえコンクールには8名16点が入賞しました。昨年11月7日、三重県のパラミタミュージアムで美術鑑賞会、今年5月15日、徳川園でスケッチ会をしました。
来年の第40回愛知きりえ展にあわせ記念画集の発行を計画、準備中です。いろいろな行事を通じ、きりえを楽しむ人を増やします。きりえの会会員を増やします。
12.在日中国人との草の根交流について
県内には留学生、企業の研修生など約4万7千人の中国人が住んでおり、多様な草の根交流が行われています。留学生が講師を務める中国語教室、研修生が講師になって開かれる餃子会、そして、引揚げ体験を聞く会、「望郷の鐘」上映会、太極拳、日中交流の花見会、残留孤児だった帰国子女を励ます集い、就職の世話など実に多様です。文化行事でも芸達者な中国人が活躍しています。特に名古屋春節祭は日中交流の一大イベントとなっています。
これからも在日中国人との交流をいっそう盛んにします。
13.財政活動について
会費収入と物資販売による財源で県連の運営をしてきました。14年度は前年並みの会費収入でしたが、物資販売では卸値の高騰でマージンが減り収支に影響が出ました。まさにアベノミクスの弊害です。
会員増による会費増こそ安定した財源です。また物資販売もある特定の期間だけの取り組みでなく、日常的に進める方策を考える必要があります。
また支出の面では、現在の県連の実情を踏まえて予算化します。次期は単年度財政の収支バランスを守るための対策をしっかり立て、効果的な運営をします。
以 上




